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あのダートの記憶

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2016年09月13日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
平成4年6月28日の札幌1Rより。
このレース、デュエットが逃げて3馬身1/2の差で圧勝するのだが、どう買うのが一番良かったかと言えば、デュエットの速力を信じて安いながらも単勝1.7倍で勝負ことではなかったかに思える。他馬と比較しつつ、デュエットが圧勝した要因を探っていきたい。
まず、デュエットを札幌ダート1000mというコースで頭で買うとして、一番の購買要素はその速力だろう。ダート短距離に限っていえば、中山ダ1200mの前半3Fが34秒1、札幌ダ1000mの前半3Fが35秒5でいずれも逃げる競馬をしており2、3着。テンの速さに関しては同レース出走馬の中で間違いなくトップ、ここも先手を取れそうなメンバー構成であるし、再度逃げの手に出ればコース慣れもあるし、捕まらないだろうという見解に落ち着く。竹部助手も、「直線で止まったがバテたわけでなく気性的なもの。コース二度目だし、前走なようなことはない」とコメントしている。早めに来られ競りかけられると脆い証拠だが、今回は35秒半ばで逃げられれば追いかけられる馬もいないはず。前走のようなことはないとはこのことで、一頭で競馬をしたら上がりもまとめてくれるはずなのである。ここでは前走で3着を不信に思うのではなく、テンに行けたことを最大限に評価し、中山での2着も含め同馬のダート短距離での速力を素直に評価するべきだ。
では、他有力馬との有意差を紐解いていきたい。まずはブック対抗のタイガルソンヌ。デビュー戦で逃げる競馬をして4着。しかしこれは1400m戦、最初の3Fもかなり遅かった。続く2戦目は東京ダ1200m戦で6着、最初のコーナーでは14番手から競馬を進めた。いくらデビュー戦での速力が評価されようとも、出遅れもしなかった馬が14番手からの競馬になっていることは1000m戦でスピード負けが必至。しかもデビュー戦の速力と言えども、35秒7では速力とは呼べず、到底デュエットには敵わない。
2番人気だったミカジョオー。前走ではデュエットの走破タイムより0秒2速いが、テンは36秒3、デュエットとは0秒7も遅い。走破タイムがデュエットのほうが遅いのは前述した競りかけられて気性的なものが出てしまったため。唯一そうなるには4コーナーから直線にかかる場面で同馬がデュエットに馬体を並べることだが、それはできないだろう。同馬は3角の位置取りより4角の位置取りのほうがより後ろになっている。これはいかに直線での差し脚勝負に徹しているかの表れで、今回そのような競馬をしたら絶対的速力を持ち、且つスムーズな競馬ができてしまうデュエットの影をも踏めないのは明らか。ちなみに今回の同馬はデュエットどころか5~6番手で競馬をしつつも、全く前と差を詰められずブービー負け。前走も良い競馬とは言えず、実力的にはこんなものだと思うのだが。過剰人気すぎである。
初ダートのアレジャポン。芝では常に2~3番手につけており、近2走は4、4着だったが、前走は先週の競馬で落馬。連闘はさすがにキツかったか。今回も好位にはとりつけたが、それも好位までで、デュエットを制して主導権はとれず。他馬もそうだが、同馬にとってもこの時点で今回の勝ちはなかったかもしれない。芝で良いスピードを見せていたが、落馬の影響が少なからずあった点、芝での速力でもデュエットも同じようなものを持っており、それならば既に実績のあるダ短距離でのデュエットの速力が勝った点が挙げられると思う。初出走の馬にも差されてしまい、ここでは4着。
結果的には、デュエットが未勝利クラスでは絶対だった速力と、前走のような展開になり得ず、この馬の競馬がフルにできた点が、3馬身1/2という勝利になったのではないか。このフルに競馬をできた点については、他馬に並びかけられず、気性的な悪さを出さないことであり、それは文中にまとめてみた。デュエットの速力を信頼できるがこそ、単勝での回収に自信が持てるわけだし、今回はそうするべきであったのではないか。






最終更新日  2016年09月17日 13時51分51秒
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2016年09月12日
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平成5年1月5日の中山競馬7Rより。
このレース、6歳馬(旧年齢)のベストダージリンが勝った一戦。芝で惜しい競馬が続いて、ダートの前走4着からの快勝劇。2着とは2馬身半もの差をつけてみせた。ここでは、ベストダージリンの戦績から、勝因を探っていきたい。
2場開催だけあって、ベストダージリン以外の馬も骨っぽいメンバーが集い、一見難解なレースを予感させていた。地方から転入2戦目で前走が先行4角先頭で5着のモガミヒカリ、前走同条件2着で降級馬のニューリージェント、半年ぶりの同条件が3着で上積み必至のポールトゥウィンなど役者は揃っていた。このようなメンバーの中で、際立っていたものがあったからこそ、同馬のの快勝劇があったのだ。決め手となったのは、ベストダージリンの前々走~4走前までの芝での3連続2着ではなかっただろうか。4走前の10月の中山競馬の500万特別。10番人気と低評価を覆したベストダージリンは積極的な競馬をみせ、2着。そこから、連続して1番人気に推され、それぞれ、0秒1差、0秒0差の2着に持ってきていた。この力というのは、たとえ芝であろうと、全メンバー中NO,1といっても過言ではないだろう。並大抵の馬では3連続2着には持ってこれない。900万下でも十分戦えるものが備わっている。これだけの実績がありながら人気を落としたのは前走の東京競馬ダートマイル戦の500万特別で4着に敗れているからであろうが、ここでも0秒6差と格好はつけている。元々ダートでの勝ち鞍は1200mの馬。距離短縮はプラスであったように思える。管理する二本柳師は、「レースが開いて多少重いが、能力的にはソコソコやれる」と。500万では、もちろんダートでも力が上だということがみてとれる。調教の動きも前走以上と、久々を感じさせていない。これだけ条件が揃っていれば、芝での実績がそのままダートでも生かせた格好だ。持ち味を十分に発揮できてベストダージリンの3勝目が生まれたのである。
しかし、よくよく考えてみると、人気になって敗れた馬(ポールトゥウィンは競走中止で一概に言えない部分もあるが)とベストダージリンを比べてみると、ベストダージリンの戦績のほうが一枚も二枚も上であった。前走を悪とするのは的外れだし、逆に適距離以外で4着であるから、今回の勝ち鞍があるダート1200mの2F短縮を大幅プラスと捉えないといけない。「適距離」と「戦績」でアッと言わせたベストダージリン。本当に強い馬はどの馬か、見極めれば同馬と捉え、的中への道が開けていったのではないだろうか。






最終更新日  2016年09月17日 13時53分00秒
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2016年09月11日
カテゴリ:カテゴリ未分類
平成8年9月28日阪神競馬9Rききょうステークスより。
このききょうステークス、現在では1400mだが、この時期はまだ1200mだった。いつ頃から現行の距離になったのかというと、なんとこの翌年から。1400mになることによってこの後G1を勝っていく馬も増えたように思える。ダンツフレームやコスモサンビームがそうだ。しかし、馬券的にはこの時期の2歳(旧3歳)のオープン短距離は非常に難しく、妙味があるのは1200mのほうだろう。今回紹介するマコトライデンも、1200mだからこそ2着好走したのだと思う。ここではマコトライデンの好走要因をみていきたい。
レースのメンバー構成をみてみると、実際のこのレースを勝つことになるエイシンアーバンが小倉2歳ステークス3着で、同じ小倉2歳Sからは10着のユウキキングスター、後の馬は全頭、マイルの野路菊ステークス組か新馬か未勝利勝ちでやってきた馬である。今回のききょうステークスにおいては、マコトライデンの取捨云々より、このメンバーのエイシンアーバン以外の馬の「捨」の部分が非常に大きく、消去法で必然とマコトライデンが浮かび上がってくる構図となっていた。そこを解説しよう。まず4頭いる野路菊S組だが、このレース、メンバー中最先着だった馬が3着のカシノリュウセイ。九州産馬限定新馬で3着後、ひまわり賞を勝つのだが、いくら九州馬オープンのひまわり賞を勝っているとはいえ、新馬は必ず勝たなければならなかったし、ひまわり賞もタイム差なし。いくら野路菊Sで3着してようが、本当に実力があるか疑わないとならないだろう。この3着とて勝ち馬とは0秒9差。少頭数のマイルから一転、今回は速力勝負の1200m戦、分が悪いのは明らかだ。このカシノリュウセイに後塵を拝した3頭も同じ考えだ。小倉2歳S10着から臨むユウキキングスターは印もかなりついており、危険な人気馬だった、フェニックス賞勝ちがあり、前走も2番人気に支持されていたが、行きっぷりが悪く、交わされてからもモロかったよう。馬場が荒れていた小倉の最終週なので、との見解もあるが、そうではないだろう。終いはともかくとして、出脚に関して行けず、というのは考え物である。結果逃げることはできたが、無理したせいで早々に後退。これが意味するものとは、デキ落ちなのと、速力不足な面が考えられる。いくら馬場が荒れていようが、逃げることは出来た筈。それができないとなると、状態面を疑わざるを得ない。馬場が荒れているのは他の馬とて同じのはずだからだ。速力不足なのは、フェニックス賞と重賞でもある小倉2歳Sの差で考えることが出来る。ユウキキングスターは新馬4着、未勝利1着のローテーションでフェニックス賞に臨んだが、フェニックス賞では1番人気だった。未勝利もそこまでハデな勝ち方ではなかったので、この人気は疑問。メンバーレベルが低かった証拠であるのではないか。ここは逃げ切るのだが、次走の重賞では無理に逃げざるを得なく、速力不足を露呈した格好だ。これでは競馬にならない。今回のききょうステークスもスピード自慢が揃った。ユウキキングスターには厳しい競馬が強いられるのは必至、状態面、能力面をきちんと精査すれば消せる1頭なのでである。野路菊Sと小倉2歳S組は簡単に消すことができたが、新馬、未勝利組についてはマコトライデンと対比してメンバーをみていく必要がある。この組は5頭いるが、見てみると、いくらダートとはいえ、マコトライデンの能力が傑出していることがみてとれる。マコトライデンは1戦1勝。新馬の阪神ダ1400mを5番手から進め、4角では既に先頭、2着に1秒3差をつけて圧勝してみせた。圧勝といえどダートということから、ここのききょうSでは人気にはなっていなかったが、前述した組は買えないし、新馬・未勝利組でも傑出した馬はおらず、2戦以内に勝った馬でも前走は2着と0秒3以内の差での勝利であるし(その0秒3をつけたドロテアスはこのレースで3着にきている)、他馬に関しては勝利までに3戦以上要している。このことを考えると、ここではマコトライデンの力は通用すると考えるのが筋で、消去法を用いると更にマコトライデンが鮮明に浮かび上がってくる。キャリアが少ない馬達を精査する場合は、より注意深く1戦1戦を見ることが大切だ。今回の事例ではマコトライデンの新馬がどれほど強烈なパフォーマンスで能力の一端を見せたか、に尽きる。それでこの人気、舐められたものだったのではなかろうか。
最後に、陣営のコメントから買い要素を探る。橋本調教師は、「叩いた上積みは見込めるが、芝のスピード競馬はどうか」「今回も終いを生かす競馬をさせる」とおっしゃっており、騎乗した河内騎手は、「芝でどうかと思ったが、渋太く伸びてくれた、メドは立った」とコメントしている。まず叩いた上積みが1点。ここが2戦目となるので、野路菊S組や小倉2歳S組よりは伸びしろが大きい。そして、終いを生かすというコメントと、河内騎手の渋太く伸びてくれたとのコメント。このコメントは互いに合致しており、1200mの競馬でダート1400mで見せたパフォーマンスが活きた格好だ。上手く説明はできないが、芝1400mの競馬なら違っていたと思う。1200mだからこそ、渋太く脚を使えたのだろう。芝の距離が伸びれば伸びるほど、切れ負けする可能性が高まる。そう考えると、1200mは同馬にとって好都合だったはずだ。
マコトライデンの2着には妙味があった。ここでは2着に来れたが、1400mのききょうステークスで同じメンバーで対戦したら…競馬にたら、ればはないが、現状のレーシングプログラムで最良の結果を出すのが調教師の仕事。橋本調教師の芝替わりで1200mを使った発想は、間違いなく正しかっただろう。






最終更新日  2016年09月17日 13時53分44秒
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2016年09月10日
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平成5年1月31日の東京12R5歳以上900万下ダ1600mより。
題目に東京巧者、と書いたが、このレースでピックアップしたいストロングサルタンを上回る東京巧者がいた。勝ったファイブゴールドである。東京ダートでは(4-2-2-3)、特に1600mでは陣営も自信を持っていた。昨秋に現級を勝っており、ここのメンバーを見渡しても力は断然。前走負けは2100mのものであったし、それでも0秒5差。ここでは岡部騎手の騎乗も相伴って貫禄の勝利となった。これで東京ダは5勝目。これぞ巧者、であろう。馬が巧者なら、騎手も巧者だ。この週の岡部騎手はマチカネタンホイザでのダイヤモンドS勝ち、スタビライザーでの準オープン勝ちなど好騎乗が目立っていた。人と馬が噛み合っての最終勝利であった。
そしてもう1頭、東京巧者の馬が馬券に絡んだ。8番人気のストロングサルタンだ。明け5歳でまだキャリアも浅く、ダートでは(2-1-1-2)、芝で着外2度。下級クラスだったといえ、ダートでは6割超で馬券に絡んでいるし、特筆すべきは東京ダの成績が(2-1-1-1)。加え明け5歳と、まだまだ成長する余地もあるとすれば、このクラスでも十分に通用するものはあったであろう。3走前の500万下の勝利時が脚抜きの良い馬場だったことを考慮しても1.37.4の勝ち時計。時計的にも通用するものは持っていたといえる。これだけ買える要素が揃っていて、且つ、近2走が全く求める適正の異なる舞台での15、14着で嫌われているのなら、絶好の狙い目と相成っていた。2走前の中山ダ1800mは1ハロン長いし、前走に至っては芝。3走前の競馬ができるこの舞台なら巧者ぶりを遺憾なく発揮できたと推測される。ただ、管理する元石師は「長くいい脚を使えないので、このクラスでは余程恵まれないと厳しい」とコメントしている。ここをどう捉えるかだが、まず状態については言及していないので、力は出せる状態と判断。長くいい脚を使えない、というのは、私はこの2走に限ってのことであると思う。500万勝ちした3走前は、ハイペースの中、流れに乗って徐々にポジションを上げていった。東京だからこそできた業で、これもストロングサルタンが持つ、東京での「巧者の成せる業」であると考える。実際のレースではメンバー中上がり最速の37秒0を使って猛然と追い込んできた。師の思惑とは裏腹にしっかりと長くいい脚を使ってきている。舞台が変われば、馬も変わるということ。東京でストロングサルタンは水を得た魚のように素晴らしい伸びを見せてくれた。
時は経ち、2005年小倉。メイショウカイドウが古馬小倉重賞3レースを全て制し、小倉3冠馬となった。まさに、これぞ「巧者」。いつの時代にも、大得意とする競馬場を持っている馬は存在する。ちょうど干支が一回りする12年前の東京競馬場でストロングサルタンは前を行くファイブゴールドと”それ”を見せてくれた。左回り、右回り、中央、ローカル、距離…次はどんな巧者が生まれてくるのだろうかー。






最終更新日  2016年09月17日 13時54分38秒
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2016年09月09日
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平成4年6月28日札幌3R4歳未勝利ダ1000mより。
このレースのニシノウンザンの速力は明らかで、デビュー戦であった同距離の未勝利戦2着を使ってここに臨んできた。前走タイムは1分0秒7と、上積みあるここはアッサリ通過してみせた。そうなると焦点は2着争い。ここでは2着に入った同じくここがデビュー2戦目のジョーポーラスターについてみていきたい。
先に紹介したニシノウンザンは実績、速力共に抜けており、このレースでは7馬身もの差をつけて逃げ切って見せた。遅れること1秒とコンマ2秒、初連対を果たしたのがジョーポーラスターであった。この馬自身4番人気、7頭立てのここで2.6倍の複勝をつけてみせた。ここで人気になっていなかったのは、デビュー戦の前走が7着、1秒3差と敗れて見所ないと思われていたからであろうが、ここは上積みのほうを重点的に捉え、相手関係をよりよく吟味してみれば一転してジョーポーラスターは買える馬となるのであった。
まずデビュー戦であった前走を振り返る。同じコースの札幌ダ1000mを使われ、既走馬相手に6番手からの競馬がやっとだったが、それでも7着と踏ん張った。今回は上積みが必至であるので、この内容なら上出来とみるべき、同じ2走目の同レース出走馬、ランズマンシチーとはまるで違う。管理する加治木助手も、「実戦を使って上向いてきている」とのこと。初戦は仕方ない敗北であっただろうが、それでも形をみせたし、何より既走馬相手にこれだけの競馬ができたと、未勝利レベルなら胸を張れる戦績と成り得たであろう。(それだけにニシノウンザンの1.1倍の単勝オッズも頷ける。)次に相手関係だが、たった1戦ではあるが、この戦績があれば通用するというのがあった。このレース3、4着する馬はそれぞれ7、4戦して掲示板に載った事さえない馬だからだ。特に2番人気に推されていたヤマノバレリーナは前走6着だが、勝ち馬から1秒5離されているし、他レースでも勝ち馬から遠く離れてゴールしている。それならばデビュー戦1秒3差のジョーポーラスターのほうが上積み分も含めれば先着する可能性が高いことがいえる。惜しくも何ともない競馬を繰り返す馬よりも、デビュー間もない馬のほうが将来性もあり、こちらを買うべきではなかろうか。他馬にも、これ、と強調する馬もおらず、だとすればここが2走目同士のワンツーがある程度濃厚だったかもしれない。因みにここでの3番人気は初出走となる減量50キロのマースシェリー吉永騎手であったが、そもそもデビュー戦に、既走馬相手に、減量騎手とくれば陣営のやる気度もみえてくるはず。陣営も既走馬相手は不利とコメントしているように先を見据えた仕上げの感が否めなかった。
ジョーポーラスターが4角で大きく差を開けられた2頭のうちバテる1頭を完全に差し切り、初連対。やはりコース2走目と叩いた上積みがあったのは間違いないが、前述したような相手関係だったこともあり、ジョーポーラスターの連対はより確実なものであったに違いない。






最終更新日  2016年09月17日 13時55分25秒
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2016年09月08日
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1998年1月5日の水沢競馬7Rより。
明け5歳(旧年齢)のC条件の一戦となったレース。ここでは、10頭立て10番人気のシンガリ人気ながら、3着に好走、複勝7.5倍の好配を演出したシングンラッパについてみていく。同馬の複勝がどうやったら取れたのか、その経緯を紐解いていきたい。
まず、全馬の前走だけを注目したい。前走、1400mを走っている馬が8頭、1600mを走っている馬が2頭で、シングンラッパは1600mを走っていた。この1400mのタイムが2着した馬でも重馬場で1分34秒5、1着した馬でさえやや重で1分34秒7である。特にナグルチャンスが勝ったC1級のレースに出走している馬が過半数を占める6頭もおり、3着以下は1分35秒0以下の時計だ。これは買うに値しない時計。この組の馬でも、その前のレースをみてみると、1分32秒台の時計を出している馬もいるが、ナグルチャンス組のレベルが明らかに低いのに、そこで結果を出せなかった平凡なタイムで走っている馬を信用してもいいのだろうか?やはり別路線の馬を吟味し、そちらの妙味を取るべきだろう。事実、このナグルチャンス組からはこの1月5日のレースで2着に入ったペガサスストームのみが馬券に絡むのだが、同馬は前走転入初戦でシンガリ負け。今回、一変しての2着だった。一番走れなかった馬が馬券に絡む。それほどのレースレベルであった。また、それはタイムが物語っている。
前走、ナグルチャンス組がレベルが低かったのは示せたが、他1400m組は、実際のレースで勝つことになる、エイユーエドランゼが1着も、前述通りタイムが1分34秒7.トキノタイミングはB級とはいえ、9秒8をのタイム差をつけられの10着大敗、しかも今回は休み明け初戦だ。となると、エイユーエドランゼもタイム面からイマイチ信用できないし、トキノタイミングは狙いにくい。そういったメンバーが集うレースなら、前走1600mを使ったシングンラッパ(10着)、ダンスマップ(9着)を狙ってみるのがセオリーだと私は思う。ここでは実際に馬券に絡むシングンラッパだけに焦点をあてるのだが、まず、1600m組ということは、当然の事ではあるが1400mで力を発揮できる可能性があること。また、これは人気妙味の観点からなのだが、不適距離で大敗した後は人気も下がりやすい。そこでベストな条件で力を発揮できる馬を狙うというのが1点だ。そこは適合していたのか?通用する力は馬柱から読み取れたのか?次節で解説していく。
確かにシングンラッパは前走だけみると悪く、1600mのB級をシンガリ負け、4秒2差だった。前々走は同じB級で1秒6差8着だった。だが、この2走では2秒3をも時計が離れていて、前々走だけ走れる力はあるという形で捉えないといけない。クラスが一つ上であるし、距離も1F長い。柔軟な考え方をしたい。その前が水沢競馬で使った1400m戦なのだが、ここでは5着、時計1分33秒4で0秒7差である。これだけ見ると十分に戦える力を持っているということにもなるし、ナグルチャンス組のメンバーと比べても何ら遜色ない時計と着差である。当地の同距離でのサンプルはこれだけであるので、むしろサンプリングが一つしかないレースで好走、しかも着差も僅かで時計也に走っている。買えない要素はないのではないか。クラスが違えど、明らかに水沢1600mと競馬の内容が違うし、同馬にとってC級に下がっての1400m戦は良いことずくめであったろう。C級のみ、同条件のみで比べた時にシングンラッパの良さが分かってくるのである。
しかし、分かっていたとはいえ、ナグルチャンス組は不甲斐なかった。最先着のロックチケットが1番人気に支持されたものの、2秒0差の8着。実際のレースでレベルの低さを露呈してしまった。そんなレースだからこそ、クラス下がって条件揃えば大威張りできる存在もいるわけで、それが今回のシングンラッパだった。シングンラッパの1400mでの成績、前走、前々走の条件不適の考え方が重要なファクターであった。競馬は紐解いていく作業と己の経験によって成り立っている頭脳スポーツだが、このようなレースにこそ、まずは紐解いていく作業の中に買いたい馬の良いところをどれだけ引き出せるかが最も重要であると思う。今回のシングンラッパの1400mでの一戦は、まさに良いところ、この一戦があったからこそ、ここでも走れるというのが見出せたのである。






最終更新日  2016年09月17日 13時56分19秒
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2015年05月16日
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平成5年1月6日の中山2Rより。
このレース、競馬ブックの本命に推され、1キロ減の土谷騎手が乗るはずだった人気のトウホーヴォイス。何故柴田善騎手に乗り替わったかは不明だが、中山ダート1200mが得意である柴田善騎手に乗り替わり…チャンスが巡ってきたかに見えたが11着に敗れてしまった。ここではトウホーヴォイスの敗因を探っていきたいと思う。その前に、柴田善騎手の中山ダ1200mの騎乗ぶりだが、私のイメージはこの距離を凄く綺麗に乗るということ。ソツなく先行でき、安定した結果を残す。短距離ということもあり、前にいけるのは強みであり、頼もしくもある。たとえ先行できなくても、熟練の匠の技を魅せ、間を割って華麗な勝利を収めることもある。代表的な例が、2013年のカペラSのノーザンリバーだ。この時、ノーザンリバーは1枠1番を引き、スタートもあまり良くなかったので中団からの競馬を強いられた。中山ダ1200mは外枠がめっぽう強く、ノーザンリバーは枠も良くないし、位置取りも、ここから果たして馬群を割れるのかといった状況。しかし、徐々に前に進出し、直線では完全に先団に取り付いてみせた。その後、残り2F地点で狭くなるのだが、馬を促しつつ、前が開くのを待ち、開いた瞬間にスパート。彼にしかできないような、円熟の極みがみてとれる素晴らしい騎乗ぶりだった。その後、ノーザンリバーは重賞を2勝。柴田善騎手に導かれ重賞初勝利を挙げたことが、その後の活躍に結びついているし、彼が素質を開花させたといっても過言ではないだろう。まさに、「中山ダ1200mのマイスター」だ。
そんな彼がこのレースで操ったのが、ここが2戦目となるトウホーヴォイス。前走は同じ距離の新馬戦で4番人気に支持されており、6着。勝ち馬からは2秒1差だった。昔の競馬なら、新馬でいかなる着差で負けようが、未勝利戦になると全くレベルが違い、簡単に巻き返す例が多い。このレースのトウホーヴォイスは、新馬戦4番人気に支持された素質を買われて新馬戦は負けたが巻き返すだろうと踏んで買った人が多かったのだろう。しかし、新馬戦で、2秒1離されるのは正直どうだろう。管理する鈴木美師によると、「初戦は頭を上げてしまったが、この中間の稽古が良く、走るかもしれない」とコメントしているが、頭を上げてしまっても、素質が本物であれば2秒1をも離される6着ではなく、もっと着差が詰まった掲示板に乗るぐらいまで持ってこれるはずだ。トウホーヴォイスを買うぐらいなら、他の2戦目で、しかも芝から替わってきた馬の初ダートを買うほうがよかっただろう。結論からいえば、2秒1差というのは離れすぎ、これが本来のこの馬の実力で、走ったとしてもそれなり、というのが筋。実際に、5番手と好位から競馬を進めるが、スピードについていけなくなり、後退。4角では9番手に下がり、上がりも40秒4もかかってしまった。上がりでも馬券圏内に入った3頭には遠く及ばず、やはりそれなり、の結果になってしまった。素質を買っても、実際の競馬ではそれなりにしか走らない典型的な例をトウホーヴォイスは示してくれたと思う。
このレース、勝ったのはウインロング。新馬戦は4着。タイムはトウホーヴォイスと同じだが、この馬は5-4-3と、ポジションを上げてのレースぶりで、勝ち馬からの差も1秒6にとどまっている。一見、同じに見えるが、ポジションを上げているということは持続するスピードがあるということだし、勝ちタイムは遅いが、勝ち馬からの差を考えると、ウインロングの力というものも高かったのだろう。2頭を比べてみれば、差が出てくる。タイム差とスピードの持続力をみれば、取捨選択ができたレースではなかったかと思う。






最終更新日  2015年05月16日 16時10分07秒
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2015年05月15日
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1998年1月4日の水沢7RC2級の一戦より。このレース、1番人気に支持されたのは上山競馬からの刺客、4番グレースボーイ。前走上山競馬C級特別のカモシカ賞で1番人気に支持された(結果は4着)馬だ。公営新潟時代も含めると、カモシカ特別で敗れるまでは8連勝中であり、1番人気に支持されるのは当然といえた。ただ、ここは水沢。そして当地初戦。いかに潜在能力があろうと、転入初戦の馬はどうにも掴めないことが多い。このことは私が何度も言っていることではあるが、このグレースボーイも良い例。グレースボーイを買うにしても最低1戦以上はしないと買ってはいけない。故、グレースボーイのような馬が出走している際は私はそのレースを勝負レースとはしない。今回のグレースボーイは人気していたが、そのまた逆もしかりで、たとえ上山競馬でシンガリ着順を繰り返している馬で転入初戦であっても、私は買わない。地方競馬ではこのルールをずっと続けており、中央競馬では主に3月以降の3歳未勝利では未出走の馬が2頭以上いる場合は買わないようにしている。分からない馬は買わない、分からないことに手を出さないが信条。これからも崩すことはない。
1月4日の回顧も7Rまで来たが、こと水沢競馬においては上山競馬からの転入馬が非常に多い。現在でも金沢競馬休止期間中は金沢所属の馬が東海地区の競馬に出走したり、既に廃止となってしまったが荒尾競馬に東北地区所属馬が出走し、専用の交流競走が組まれることなどもあった。山形県上山市にあった上山競馬と岩手県水沢区にある水沢競馬は連携し易かったのだろう。グレースボーイのような馬が多く見られているのを追記しておく。
さて、そんなグレースボーイが人気を裏切ってしまったこのレース、圧倒的1番人気が敗れたことにより、当然波乱となったのだが、その立役者がジーピースパートだ。同馬の最終オッズが単勝で89.6倍。ジーピースパート好走のカラクリを紐解いていこう。
ジーピースパートはこのメンバーとも何度か対戦しているが、相手関係はいずれも一長一短。どの馬とも勝負付けが済んでいるとはいえない。タイム面では前走が1分31秒台を出しており、一応通用の能力を持っていた。だが、それではどの馬とて同じ。そして特にジーピースパートに強調する材料があるかといえば、特にはない。では、どう解釈すれば良いかといえば、このレース人気馬の過剰人気だろう。このレースは、蓋を開けてみればそこまで力量差のないレースで、その中で今回はジーピースピードの順番であったということなのだ。その人気馬の敗因を探る前に、力量差拮抗の中でのジーピースパートの持っていた力量とは何だったのか。3走前に着目、0秒6差6着の盛岡競馬でのC2級戦がクラス通用のメドであった。水沢に開催が変わってからの2戦はパッとしなかったが、前走6着は決して悪くなく、今回浮上のキッカケを掴む一戦となっていたのではないか。こういった拮抗した一戦では成績が下降して人気をしている馬より、成績がたとえ6着でも、上昇している馬を狙いたい。ジーピースパートは今回浮上というよりは急浮上でアッと言わせた訳だが、この急浮上のキッカケは3走前のクラスにメドを立てた一戦、1分31秒台で駆け抜けた前走が起因しているに違いない。
さて、先程から能力拮抗と銘打って断言してしまっているが、その理由は人気上位馬の人気過剰にある。オースミフォードとイワバクリークオーを正当な評価にあてはめれば、まさに団子状態、どの馬が来てもおかしくはない。但し、ここではグレースボーイは省かせていただく(上山競馬と水沢競馬を直接比較することが出来ない為)。オースミフォードは3番人気。3走前の現級勝ちが光るが、その後は前々走が1番人気4着、前走が2番人気8着と人気を裏切っている。特に前走はこの1月4日のレースで2着に来るフジノワンダーとコンマ1秒差、今まで掲示板に載るのがやっとだったノースピュアレディには1秒0千切られている。不調なのは否めなく、こういった馬は人気なら嫌いたい。それと、3走前の現級勝ちを過大評価され過ぎ。C2で大威張りできる程の馬ではない。イワバクリークオー、特別の前走は9着大敗と仕方ない部分はあるが、3走前にオースミフォードと一緒に走って負けるようでは、この馬とて団子の中の一頭。堅実といえば堅実だが、ワンパンチ足りない。2走前は確かに強かったが、特別での負け方が特別負けは仕方ないとはいえ、あまりに脆く、一皮むけきっていない感じだ。能力拮抗の一頭までの評価に留めておくのが正解だ。
以上、ジーピースパートのC2級通用理由と、このレースの人気馬の危なさについて解説した。それにしても、グレースボーイのような馬がアッサリ負けるのだから、転入初戦の馬は怖く、いかにリスキーがわかる。GPスパート、グランプリ制覇の父イナリワンの持つ持続したスピードを披露したジーピースパートは更に上のクラスを目指し、奔走する。






最終更新日  2015年05月16日 16時11分12秒
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2015年05月14日
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1998年1月4日の水沢競馬4Rより。
今季の水沢競馬のお正月開催も無事終わり、変わらぬ日々が戻ってきた。1月の3連休の開催が終わるとひとまずお休みに入り、3月下旬より競馬を再開する。極寒の東北地方、仕上げには相当苦慮されておられるであろうし、並大抵の努力ではない。そんな極寒の東北地方では1月2日に雪による走行不良で2R以降が取りやめとなってしまった。こんなこともある、岩手競馬。寒い地方で頑張る熱い方々による冬の開催は、あと少しだ。
話を本題へ戻そう。水沢4Rは10頭立て。不確定要素、上山からの転入初戦のニッセイヒリュウを除き、前走は年末開催のC3クラスに出ていた馬が9頭いる。そのうち、フジノテンショオーが勝ったレース(以下フジノテンショオー組)が7頭、後はそれぞれ1着した馬と2着した馬がいるが、それぞれ別のレースで、C3組でも下のほうであると考えられる(記載はありません)。そのようなメンバー構成。結果、C3級の中でも上のクラスとおぼしきフジノテンショオー組の2、3、4着で決着、中でも4着だったウエストキングは7番人気で3着と、かなり妙味のある馬券となった。主にウエストキングに着目し、レースを振り返っていきたい。
勝ったのはサイトウ騎手騎乗のアンダーコウハ。前走は相手が悪く、2着であったが、3走前にもシンコウエリオットの2着があり、こちらが強い内容。下のクラスからやってきた、このレースに出走している前走2着のサーストンホリデーを全く相手にしなかった。このことからみても、やはりフジノテンショオー組から買わないといけないことが分かる。今回は順当勝ちとも言え、サイトウ騎手にとってはこの馬で初勝利。2着続きに終止符を打った。
パークリージェント産駒のワンツーとなったこのレース、2着には勝ち馬、アンダーコウハと前走0秒1差だったメインフラッグが入った。着順より人気が先行し、7着以下の凡走が続いていたが、前走が好内容。フロックではアンダーコウハと接戦を演じられない。元々水沢では(2,1,2,3)の好素質馬。C3クラスとなるとやはり力は上、とみるべきであっただろう。
3着に入ったウエストキング。今回は人気がなかった。前走のフジノテンショオー組のレースでは4着、勝ち馬からは1秒2差だった(アンダーコウハとは0秒5)が、このレースに出走している5着カミノシゲルオーとは0秒1、6着ユーリトバーズとは0秒2、7着ジャックガールとは0秒3、9着カナントウショウとは0秒4と、下位まで全く差のない競馬。他馬にも逆転可能な着差に見えるが、最先着したのはウエストキングという事実は変えようがなく、相手関係もウエストキングが他馬より一枚上だったのである(後述)。私はよく、0秒3ぐらいまでの着差で、「覆ることのない0秒3」、「容易に覆る0秒3」と表現することがある。今回は前者なのであるが、ここの見極めができるというのは長年培ってきたその人の能力なのではないかと思う。では、いかにウエストキングが覆らない0秒3であったか、みていきたい。
前走4着で、今走の勝ち馬アンダーコウハ、2着のメインフラッグに続く着順であったのは前に示した。実はこの他にも相手関係をみれば非常に優位に戦うことができたのは想像に難くなかった。前々走のC3級では8着と奮わなかったが、それでもジャックガールには0秒5、今走2着のメインフラッグには1秒1をも先着している。3走前は勝ち馬から0秒1の好内容の競馬。カナントウショウには0秒4、カミノシゲルオーには1秒2、先着している。4走前も、やはりサーストンホリデー、カミノシゲルオーに先着しており、圧巻は5走前、ユートリバーズに0秒2、今走勝ち馬のアンダーコウハには0秒7先着しているのである。実は対戦表だけで見ると、今走のメンバーには負けたことがなく、相手関係上、ウエストキングは最右翼となり得る存在だったのだ。そんなウエストキング、確かに 近2走が1秒以上離される競馬と、それだけ見れば買い辛いかもしれない。ただ、相手関係をしっかり見、前走4着で復調気配と察知したならば、間違いなく買わなければならない馬だということが容易に判断されるだろう。人気の盲点、ウエストキング、結果は力を示して見事馬券圏内に入ってみせた。
このレース、上山競馬C2クラスから転入してきたニッセイヒリュウは奮わず7着。普通に走ればこの中でも上位なのは間違いないだろうが・・・。このようなことも起こるので、当地初出走の馬が出走馬にいる場合は、極力馬券を買いたくないのである。結果、ウエストエンドは3着だったが、2着メインフラッグには今回も敗れてしまった。前走の0秒5差を覆せなかったが、これはこれで覆「らない」差であったと、私は思う。






最終更新日  2015年05月16日 16時13分04秒
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2015年05月13日
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今回は、平成5年1月31日の東京準メイン、銀嶺ステークスの回顧をお送りしたい。銀嶺ステークスは1997年まで、第1回の東京開催開幕週に行われていたが、98-99年は1回東京の最終週、2000年にまた戻った後、2008年に再開されるまで行われていなかった。そこからは現在に至るまで、11月の東京開催の風物詩としてダート短距離路線の強者達が集まるレースとなっている。最近では川崎スパーキングスプリントを勝つスターボードなどが同レースに勝っている。
まず、平成5年の銀嶺ステークス、勝ったスタビライザーは買いにくい。岡部騎手鞍上と、騎手だけみればそれだけで強調できるものがあるが、1年の休み明けの前走が勝ち馬から2秒6離れた8着で、しかもこの時勝ったミスタートウジンがこの銀嶺ステークスにも出走してきている。それだけに勝負付けがついた問題や、まださすがに良化途上とも捉えることができ、とても狙うことが私にはできない。ただ、岡部騎手を鞍上に迎えたということは、それだけ勝ち負けの自信があったということの裏返しだったのかもしれない。休養前は芝のオープンで連勝しているなど、実績は折り紙付きだったが・・・。鞍上を岡部騎手に委ねた自信。私にはそれ以上のそれ以下のコメントもできない。
さて、ここでは2着に入ったエーピージェットについて好走理由を探っていきたい。まず、エーピージェットは芝での実績が、ニュージーランドT(G2)4着、札幌記念4着とオープン以上の実績は秘めていた点に注目だ。しかも札幌記念は4歳での挑戦でこの着順であるから、潜在能力の高さは昨年存分に見てつけていたといえる。では、ダートはどうかといえば、1戦1勝。ここでは久々のダート戦ということになるが、既にダートでの高い能力を見せていた同馬、全く問題にならないどころか、Fappiano産駒ということもあり、重い馬場は得意であろうから、むしろプラスのはずだ。かなり馬場の悪かった前走は、荒れた芝のせいであり、ダートが合わないのではないかという疑問には結びつかない。実際に、管理する元石孝師は、「あの位置から伸びなかったところをみると、やはり道悪が応えた」と述べている。力がいる馬場(ダート)と、ヌメっている馬場(不良馬場)は違うものであるから、今回のこの良馬場のダートなら巻き返しは十分だった。こういったマル外馬の、芝実績が十分にあり、ダートへの意欲的な挑戦というのは明らかなプラスであり、現代の競馬においても、是非積極的に狙っていきたい事例である。
新聞にもあるが、エーピージェットは芝の重賞に出てきてもそれなりの印がつくであろう馬。ダートが芝と同等のパフォーマンス、またそれ以上ならこのダートのオープンクラスなら勝ちきれるモノは持っていたということだ。しかし、スタビライザーには恐れ入った。ここでエーピージェットや、古豪ミスタートウジンを負かすのであるから、よほどの上昇度だったのだろう。岡部騎手の番手から後続を封じ込める騎乗もお見事であった。






最終更新日  2015年05月16日 16時14分16秒
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