映画レビュー 「教皇選挙」
(C)2024 Conclave Distribution, LLC.見どころは選挙なんだけれど、クライマックスというか、落ちのネタに衝撃。なんという終わり方をするのか。マジでリアルな教皇選挙の映画を見たかったので、今風なラストのネタはちょっと落胆。それにしても人間臭く地位と名誉に欲がくらむところを描いているけれど世俗的でも下世話にも感じなかったけれど、かといって崇高な精神を語るものでもなかっただけに宗教色は薄い気もした。敬虔なクリスチャンによる敬虔な教皇選挙が見たかったのかもしれない。きれいに剃ったスタンリー・トゥッチの頭に愛着を持った(笑)2024年/アメリカ・イギリス/120分/G監督:エドワード・ベルガー原作:ロバート・ハリス脚本:ピーター・ストローハン出演:レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、カルロス・ディエス、ルシアン・ムサマティ、ブライアン・F・オバーン、メラーブ・ニニッゼ、セルジオ・カステリット、イザベラ・ロッセリーニ原題:Conclave(「コンクラーベ」)お薦め度「教皇選挙」★★★☆(70%)字幕翻訳:渡邉貴子