2014/09/06(土)22:58
「精霊の守り人」上橋菜穂子:著 新潮文庫
知人に紹介され読んだ本。
読みだしたら次の展開が気になり、止まらなくなる。とても興味深い作品だ。
ファンタジーノベルで、児童文学を書かれていたという作家、上橋菜穂子さんの渾身の作品。ここから紡ぎだした作品が1作で終わらず、全10作になったということはとても素晴らしい作品だったということに違いない。読了後、そのことを知った時、全10作のすべてを読んでみたいと思った。ゲーム的な感じもする作品。
とてもエンタテイメントに富んでいて、できればジブリで映像化してほしいと思った。
(作品の知名度がそれほどないので、大ヒットするにはジブリの力が必要と思った)
「ゲド戦記」を映像化したジブリなら、このファンタジーノベルを映像化し、「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」に優るとも劣らない作品に仕上げてもらえると思うのだが。(長編を作らなくなったので無理かな)
「ロード・オブ・ザ・リング」と比肩できる内容の作品だと思えるのだが・・・。
実写で映像化するにはハリウッドでないと難しい気がした。
日本だと「あずみ」を撮った北村龍平監督か「永遠の0」の山崎貴監督くらいしか思いつかない。(両方とも原作のネームバリューがあったからヒットにつながったと思う)
とここまで書いてきて、知らなくてびっくりしたが、この作品はすでに映像化されていた。
NHKでラジオドラマ化されて、アニメ化されて、そして、とうとう大河ファンタジーということで綾瀬はるか主演で実写化が決定している(2016年放送予定)。綾瀬はるかと主人公・バルサではイメージが違う気がするけれど、他に主演を任せられる人材が見当たらなかったのか。
(「あずみ」の上戸彩でも良かったんじゃないの?力強さからすれば、上野樹里や真木ようこ。あるいは満島ひかりや芦名星もありかも。)
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