マイライフ・マイシネマアルカディア

2018/06/02(土)23:20

「情婦」

家で見た映画(1728)

この作品、アガサ・クリスティの「検察側の証人」が原作とのことだ。 「検察側の証人」は傑作戯曲で、アガサ・クリスティらしいミステリーと謎解きが仕組まれていて、結末には圧倒される圧巻の法廷話である。この作品があることを知らず、何十年もいつか映画化、映像化したい作品だと思っていた。 この映画作品も巨匠、ビリー・ワイダーだけあって描き方に申し分なく、色男のタイロン・パワーと妻マレーネ・ディートリッヒと敏腕弁護士にチャールズ・ロートン。名優の名優たる演技に脱帽、いうことは何もありません。「この作品の結末は誰にもいうな」というラスト・字幕が語るように、結末は見どころである。 これぞ、傑作。見終わって”やられた!”と思ってしまう一本である。 1957年/アメリカ/117分/G 監督:ビリー・ワイルダー 出演:タイロン・パワー、マレーネ・ディートリッヒ、チャールズ・ロートン、エルザ・ランチェスター 原題:Witness for the Prosecution お薦め度 「情婦」★★★★☆(90%)

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