マイライフ・マイシネマアルカディア

2018/12/24(月)13:55

「老人と海」

家で見た映画(1716)

「老人と海」の小説は学生の頃、読んで感動を覚えた。 この作品の映画があり、スペンサー・トレイシーが主演していたことは知っていたが、名画座でかかるわけでもなく、テレビで放映されるわけでもなく見る機会のないまま歳月が過ぎた。 ビデオが発売され、レンタルビデオが始まり、DVDが出来て、ネット配信で映画、映像が見られるようになった今、あらゆる作品が陽の目を見るようになってきた。権利関係やマスターテープがなくDVD化されないものも数多いだろうけれど、こうして過去の作品を見ることができるのは、その点では幸運といえよう。 さて、小説の内容はおぼろげながら感銘感動を受けたところは覚えていて、カジキをとらえて、カジキの血のにおいを嗅ぎ取り襲いくるサメと対峙し帰港を目指す老人。サメ、サメ、サメ・・・サメ。サメの餌食となってしまったカジキを船横に括り付けたまま帰る来る老人。 ネタバレは書いてはいけないが、著名な作品で誰もが読んでいるであろう作品であるので、少し記した。 老人の目から見た獲物、カジキの海を飛び上る姿。サメの背びれ。そして、海中から撮影され獲物を食いちぎるサメ、サメの姿。当時の撮影技術からするとすごいことだと思える。また、見てわかる合成の部分はなかなか工夫して作られていると思う。ブルーバックの合成を使った初めての作品らしいが。 映画作品としての完成度、感動度はいうに及ばないけれど、名作小説を名優が演じた作品を見ることができたことに感謝する。 1958年/アメリカ/86分/ 監督:ジョン・スタージェス 出演:スペンサー・トレイシー、フェルペ・パゾス 原題:The Old Man and the Sea お薦め度  「老人と海」★★★☆(70%)

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