2021/03/28(日)19:53
「メン・イン・ブラック インターナショナル」
女性蔑視を問題視するところが映画の題名、いや、組織のネーミングにまで及んでいようとは思わなかった。「メン・イン・ブラック」という組織名が取りだたされ、主役が名乗るときには「メン&ウーマン・イン・ブラック」と言い直させるほどのありさまだ。看護婦が看護士に、スチュワーデスがフライトアテンダントに呼称がかわった時点でこのことをもっと認識すべきだったといまさらながらに思った。
さて、作品は人気大作だけに主役のスーパースターがかわっても主演に人気者スターであるクリス・ヘムズワース、そしてリーアム・ニーソン。女性参画のためか、女優起用でテッサ・トンプソンが出演、主役の一翼を担う。クリス・ヘムズワースとは「マイティ・ソー バトルロイヤル」で共演済だ。さらにエマ・トンプソンと力の入れ具合がわかる。「グレイテスト・ショーマン」の歌姫役のレベッカ・ファーガソンが敵役リザで出演していることにまったく気づかなかった。メイクで顔がイマイチよくわからなかったせいかな。映画は宇宙を破壊するほどの武器をめぐっての争奪戦。スパイ探しの展開は一筋縄でいかないところが現代の作品らしい。ミュータントとの再会も妙味。
Netflixにて
2019年/アメリカ/115分/G
監督:F・ゲイリー・グレイ
原作:ローウェル・カニンガム
脚本:アート・マーカム、マット・ホロウェイ出演:クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン、エマ・トムプソン、レベッカ・ファーガソン、レイフ・スポール、ロラン・ブルジョワ、ラリー・ブルジョワ、ケイバン・ノバック
原題:Men in Black International( ) お薦め度
「メン・イン・ブラック インターナショナル」★★★☆(70%)