マイライフ・マイシネマアルカディア

2021/06/19(土)22:04

「クレイジー・リッチ」

家で見た映画(1715)

映画「クレイジー・リッチ」がAmazonプライムビデオの定額(見放題)に登場。 見てみた。 シンガポールの屈指の、いや東南アジア屈指の不動産王の一人息子が親友の結婚式にニューヨーク大学の経済学部の教授である恋人とともに帰ってきた。とほうもない敷地面積の彼の大邸宅に一夜限りの月下美人の花を愛でるために何百という招待客をもてなした。そこで恋人と彼の母、そして彼の祖母とご対面。 チャイニーズアメリカンとチャイニーズアジアンの文化の違いはかみ合わないし、三代続く超大富豪と移民シングルマザーの文化もかみ合わない。彼女しか見えない一人息子御曹司はあまりにも一途だ。大学教授である彼女は聡明なだけでなく、引き際も心得ている、たとえ彼を愛していても。 痛快で抱腹絶倒で狂喜乱舞な独身最後の大パーティーやそこで起こった事件も超ド級であった。 人の心をくみ取る、というか、心をえぐる内容も強烈に響く。 感動にビシバシきた映画であった。 クライマックスと終幕はあっぱれ!というほかない。 主役の女教授レイチェル・チュウを演じるのはコンスタンス・ウー。レイチェルは彼女しかないとお墨付きの配役であった。それに対して難航した相手役御曹司のニック・ヤンを演じたのはヘンリー・ゴールディンク。彼はこの「クレイジー・リッチ」出演後、引く手あまたとなったのか主演スターの階段を駆け上り「シンプル・フェイバー」「ラスト・クリスマス」「ジェントルメン」と話題作への出演が続く。彼の母親役のミッシェル・ヨーは007ボンドガールもつとめたスターで「グリーン・デスティニー」「SAYURI」「メカニック ワールドミッション」などに出演している。 Amazonにて 2018年/アメリカ/120分/G 監督:ジョン・M・チュウ 原作:ケビン・クワン 脚本:ピーター・チアレッリ、アデル・リム 出演:コンスタンス・ウー、ヘンリー・ゴールディンク、ジェンマ・チャン、リサ・ルー、オークワフィナ、ハリー・シャム・Jr.、ケン・チョン、ミシェル・ヨー、ソノヤ・ミズノ 原題:Crazy Rich Asians(「超大富豪アジア人たち」) お薦め度 「​クレイジー・リッチ​」★★★★☆(90%) 

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る