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2021/07/22(木)19:48

「ゴジラvsコング」

映画館で見た映画(514)

「ゴジラvsコング」という題名だが、”ゴジラブイエスコング”と読むのか? ”ゴジラ対コング”と読むのか? 日本としては”ゴジラ対キングコング”とすべきところだろうと思えるけれど、映画を見てみると東宝の「​キングコング対ゴジラ​」の物語とはまったく違っていて、アメリカのストーリーである。ストーリーに起承転結はなく、いきなり”承”、ゴジラはコングを目の敵にしているとして始まる。 冒頭のコングの住む土地は、コングの一撃により驚きの正体を現す。秀逸な設定だ。 そして、ゴジラを避け、コングは故郷へ(?) なんだかな~と思える設定と展開に、腑に落ちることはなにひとつなく、疑義を感じる内容。しかし、ゴジラとコングの戦いは続く。恐るべし予想だにしない展開。 ギドラ(キングギドラ)の扱いも、なんだかなぁ。 登場人物の人間も数多くいて、それぞれがちょっとずつ顔見世する状況はキャラクターの造形、存在感が希薄な感じがした。人間の描き方に深みがほしかったかな。 撮影したのに大幅にカットされたのか、本人もびっくりという出番の少なさの小栗旬。台詞は少なく、発音は日本語的だった。英語の音で発音すべきだったのでは?例えば”ゴジラ”の発音は日本語的で”ゴジィラ”(Gojilla)だったが、他のキャストの英語発音”ゴズィラ”(Gpdzilla)とは違っていた。 スペクタクルな大怪獣の戦いを見続けた一本だった。 2021年/アメリカ/114分/G 監督:アダム・ウィンガード 原案:テリー・ロッシオ、マイケル・ドハティ、ザック・シールズ 脚本:エリック・ピアソン、マックス・ボレンスタイン 出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、小栗旬、エイザ・ゴンザレス、ジュリアン・デニソン、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル、ランス・レディック、ケイリー・ホトル 原題:Godzilla vs. Kong(「ゴジラ対コング」) お薦め度 「​​ゴジラvsコング​」★★★☆(70%) 字幕翻訳:松崎広幸

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