2021/08/07(土)19:20
「スウィング・キッズ」
昨年、公開と同時に話題になった作品。
映画館に行くことを躊躇っていたために、未見であったが、Netflixで配信されていたので見た。
坊主頭の主演はK-POPグループ「EXO」のD.O.とのこと。監督は「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル。
これはフィクションなら悲しいし、実話ならショックだ。実話に関する記述がないところをみるとフィクションなのだろう。捕虜収容所の映画としては「大脱走」という実話に基づく大作であり、傑作があるけれど、この作品は何を観客に訴え感動させたのだろう。
朝鮮戦争時の1951年、巨済島捕虜収容所に新しく赴任した所長は対外イメージを気にする人だった。ひょんなことから始まったタップダンスのグループをクリスマスの慰労パーティーのショーで披露することとなった。捕虜の朝鮮人、捕虜の中国人、捕虜の韓国民間人、収容所に出入りする韓国民間人女性。そして、統率するアメリカ黒人下士官。色とりどりというか、千差万別な人の集まり。当時の世相として、アカ呼ばわりされることの悲惨さなども描かれていて、ちょっとダメージを受ける。
話題作ゆえ、見られたことは良かった。
Netflixにて
2018年/韓国/133分/PG12
監督:カン・ヒョンチョル
脚本:カン・ヒョンチョル
出演:D.O.、ジャレッド・グライムス、パク・ヘス、オ・ジョンセ、キム・ミンホ
原題:Swing Kids(「(踊り)揺れる子供たち」)
お薦め度
「スウィング・キッズ」★★★★(80%)
。