2022/02/27(日)00:16
映画レビュー Netflix「私を信じて -リサ・マクヴェイの誘拐-」
私を信じて:リサ・マクヴェイの拉致 - ウィキペディア (wikipedia.org)
Netflix で実話物ということで見てみた。
1984年アメリカのタンパ・ベイにてドーナツ屋のアルバイトから自転車で一人帰宅する17歳の少女が白人の男に拉致監禁、性的暴行を受けた。手足を縛られ目隠しをされた彼女は機転をきかし、男の言うことを聞き、男に寄り添い、殺される状況を回避した。
給料日に戻ってこないので行方不明として捜索願を出されていた。
さて、この先は映画を見ていただこう。
表題にあるように、事件に遭った彼女の言い分を警察は誰も信じず、手に負えなくなったので性犯罪専門の刑事に聴取を頼むことになる…。
親からも祖母からも愛されず、貧乏な家庭に育ち、祖母との同居も虐待されていた彼女がドーナツ店で見せる愛くるしい笑顔とお客にドーナツを買わせる商売上手なところのギャップに驚く。
愛くるしい彼女が時折見せる苦悶、苦悩、トラウマが痛々しい。
実話ネタなので最後には本人が現在の姿で登場する。
思った以上に緊迫し、見ごたえのある作品であった。
Netflixにて
2018年/カナダ・アメリカ/87分/
監督:ジム・ドノヴァン
脚本:クリスティーナ・ウェルシュ
出演:ケイティ・ダグラス、ロシフ・サザーランド、デビッド・ジェームズ・エリオット、アマンダ・アーキュリ、クリス・オーウェンズ
原題:The Abduction of LISA McBEY(「リサ・マクヴェイの誘拐」)
お薦め度
「私を信じて -リサ・マクヴェイの誘拐-」★★★★(80%)