2022/03/13(日)19:57
読書レビュー「わたしの本の空白は」近藤史恵:著 ハルキ文庫 角川春樹事務所
記憶喪失となったわたしの物語。
読みやすく、興味が湧く展開。
記憶をなくしているので、その主人公とともに情報を得ていって、夢に出てくる人は誰?
真相も過去もわからないから、どう対処していけばよいのか皆目見当がつかない状況はつらい。そのつらさを共有して、これからのことを主人公とともに検討する。
言葉だけではわからなかった家族の真意を理解する、くみ取ることの不思議さ。
腑に落ちない点もあるけれど、楽しく(?)読んだ本です。
わたしの本の空白は (ハルキ文庫) [ 近藤 史恵 ]