マイライフ・マイシネマアルカディア

2022/05/04(水)17:43

映画レビュー 「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

映画館で見た映画(518)

(C) 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World TM Publishing Rights (C) J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc. これだけ醍醐味のある作品は映画館で見るべきなのかもしれない。 「ハリー・ポッター」ファンの私はハリー・ポッターの原作すべてを読み、映画作品すべてを見たけれど、その前日譚となる「ファンタスティック・ビースト」には興味が湧かず、見なかった。 しかし、ダンブルドアをジュード・ロウが演じ、キャスト変更にてマッツ・ミケルセンが出演するとなると、見ないとと思い、配信にて前2作品を鑑賞し、この三作目を見に行った。 「ファンタスティック・ビースト」1作目はニューヨークが舞台となり、2作目はパリが舞台に。そしhて、この3作目はベルリンが舞台となる、クライマックスはブータンに場所が移るけれど。全5作品ということなので次はどこが舞台となるのだろう。 一度見ただけではすべてを把握できないのではないだろうかと思えるくらいに小ネタを仕込んであるのかもしれない。それゆえ、大筋を理解すればよしとする(笑) 麒麟の件はよくわからないけれど、そもそも空想の動物である麒麟が魔法の世界で実在するのであるならば、母麒麟がなくなるけれど、父麒麟は存在するのだろうか?とか、一頭しかいなのであれば絶滅危惧種でこの一頭が最後の麒麟なのだろうかとか余計なことを考える始末。 今、現実の世界の右派と左派のせめぎあいのように西側と東側の戦いのようにダンブルドア(ジュード・ロウ)とグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)の体制派と反体制派の争い。これが善と悪との戦いのように見えるけれど、グリンデルバルドの派があこぎな不正な手立てを使っているというだけで、悪といえるかどうかはわからない。というか、これらの作品や本人の言動を伝え聞くと原作者J・K・ローリングはあやうい独裁者思想者ではないかと思えてくる。 この大作の良さも面白さも長尺なだけにいろいろと多岐にわたるけれど、ラストにめでたしめでたしになったことは良かった。 クライマックスの対決がダンブルドアとグリンデルバルドの一騎打ちになった点は見どころであった。 2022年/アメリカ/143分/G  監督:デビッド・イェーツ 原作:J・K・ローリング 脚本:J・K・ローリング、スティーブ・クローブス 出演:エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ、マッツ・ミケルセン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、エズラ・ミラー、ジェシカ・ウィリアムズ、カラム・ターナー、ビクトリア・イエイツ、ウィリアム・ナディラム、キャサリン・ウォーターストン、ポピー・コービー=チューチ、フィオナ・グラスコット、マリア・フェルナンダ・カンデッド、リチャード・コイル、オリバー・マスッチ、バレリー・パフナー 原題:Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore(「幻想的な野獣:ダンブルドアの秘密」) お薦め度 「​ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密​」 ★★★★(80%) 字幕翻訳:岸田惠子

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る