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2022/12/10(土)18:38

映画レビュー 「ザ・メニュー」

映画館で見た映画(502)

(C)2022 20th Century Studios. All rights reserved. 予告編を見てアガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」に似ているかもしれぬ。と、興味を持って見に行った。ところが……。 私の思いのほか、全く違う作品であり、展開の面白さに工夫するあまり、全体の筋、クライマックスが破綻している。いや、そもそも根本の設定自体がおかしなものであると思えた。奇怪なシェフをレイフ・ファインズが怪演(?)する。料理をするコックたち一同が不穏な異常な人たちである。そのレストランのある孤島に招待された上級セレブ達。招かれたのには理由があった(?) この作品の世界についていけなかったのは残念である。 しかるに、この作品世界に入っていける人はある種正常でない人たちなのかもしれない。 話の整合性ではとんちんかんなところ、合わないことが散見されて、死が迫った恐怖感しか見どころはないかも。 アニヤ・テイラー=ジョイに惹かれて見に行ったので、仕方がないとするか。 2022年/アメリカ/107分/R15+ 監督:マーク・マイロッド 脚本:セス・リース、ウィル・トレイシー 出演:レイフ・ファインズ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト、ホン・チャウ、ジャネット・マクティア、ジュディス・ライト、ジョン・レグイザモ 原題:The Menu(「メニュー」) お薦め度 「​​​ザ・メニュー​​」★★★(60%) 字幕翻訳:伊原奈津子

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