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2023/01/15(日)18:42

読書レビュー 「愛のかたち」岸恵子:著 文藝春秋

読書(481)

岸惠子さんの書籍はいくつか読ませていただいた。 今回も”豊穣な愛を求め彷徨う”本を読もうと意気込んだ。 「愛のかたち」はとても素敵な物語であるけれど、”結”がないなと感じた。 起承転結の結である。物語の終わりがなく、まだ続いている、それで終わり。 終わりがない分、途中で投げ出された感じがしたが、これはこれである種の終わり方なのかもしれない。 突然の衝撃な事故が起こり、さあどうなる!?というところで足早に終わってしまった物語であった。 「南の島から来た男」は短編と呼ぶには長く、中編と呼ぶには短い若き日の恋物語を思い出に今を生きる女の過去の思い出との決別の書なのかもしれない。おもしろく読んだ。 ​ 愛のかたち [ 岸 惠子 ]

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