マイライフ・マイシネマアルカディア

2023/05/13(土)11:57

読書レビュー 「書店ガール2 最強のふたり」碧野圭:著 PHP文庫

読書(470)

「書店ガール」がおもしろくて続編の「書店ガール2 最強のふたり」を読んだ。 前職のペガサス書店吉祥寺店は閉店となり転勤することもなく閉店の責任を取って退職した西岡理子は福岡に本店がある大型書店・新興堂書店の関東初出店の吉祥寺店の店長として勤務することになる。吉祥寺一の大型店舗である。福岡から赴任した副店長は敏腕であるが西岡理子に一目を置き店長を支えることを自らの責務としている。妻子持ちで単身赴任である。この彼と西岡理子は恋模様となるがお互い一線を意識した切ないもの。ペガサス書店から来たものも数名いて、目障り(?)、いや何かと波乱な活動をする小幡亜紀が社員として勤務する。亜紀の妊娠が分かったころ、夫の伸光の編集部に一大事件が持ちあがり…。吉祥寺書店の多くを巻き込んだ一大イベントを企画したり、と波乱いっぱいの展開となる。 読み進むうちにいろんなことが持ち上がり、波乱を含みながら妻が妊娠した新婚夫婦の変遷。店長の考えと、副店長の思い。吉祥寺各書店の思い、書店員・書店主の気持ちをみごとに紡ぎだした傑作といえよう。読んでいて楽しかったし、面白かったし、ずんずんと読んだ。 ​ 書店ガール 2 最強のふたり PHP文芸文庫 / 碧野圭 【文庫】

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る