2023/06/21(水)22:08
読書レビュー 「凛として弓を引く」碧野圭:著 講談社文庫
中学生から高校生へとなる春休み、住み慣れた名古屋を離れて、一家そろって東京へ引っ越し。父母と弟の四人家族。
軟式テニスをやっていた矢口楓は高校では硬式テニス部に入部するつもりだった。
新居近くの神社に足を踏み入れた時、弓道を見学し、体験会に参加することになった。そして、なりゆきで入門。
新しく始まった高校生活で友達もでき仲良し4人組となったが、一人を除く三人でテニス部に入部したけれど……。
「書店ガール」の面白さを求めて読んだけれど、登場してくる人が良い人ばかりで……。
弓道場の人も東京の祖母も良い人たち。
話は真っ当で鼓舞される気もするけれど、良い人ばかりだと出来すぎる話に感じられる。
少女の物語に心揺さぶられないのは話が甘いのか、私が歳をとったせいなのか。
凜として弓を引く (講談社文庫) [ 碧野 圭 ]