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カテゴリ:読書
![]() 2021年10月13日に亡くなった山本文緒さんの最後の著書と思っていたが、その後に「ばにらさま」とエッセイ「無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記」が出版されている。 「恋愛中毒」を読んで過激な小説を書く人だと思えたが、マスコミ絡みの話はエンタテイメント性があり、楽しんで読んだ。直木賞を受賞した「プラナリア」は未読なので読んでみたい。 彼女の死とともに注目していた「自転しながら公転する」をようやく読んだ。 読み終えて、現代と未来の話であったが、三十代、仕事と婚活に揺れる独身女性の生きざま、行動を描いてとても刺激的であった。仕事と結婚、それはもう人生そのものである。大人になってしまった女性の逡巡、考えと行動、予期せぬ出来事に翻弄されるさまは痛々しくて生々しい。 ベトナムが登場してくるあたり現代を切り取り、未来を先取りしているように思えた。先見性があるということなのだろう。 昨年末、この「自転しながら公転する」がドラマ化された。見たくて録画していある。ようやく見ることが出来る。楽しみである。
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最終更新日
2024.03.27 20:29:46
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