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テーマ:読書(8766)
カテゴリ:読書
いやいやいや「成瀬は天下を取りにいく」本屋大賞めざして、評判だからと、一作を除いて書下ろしでしびれる作品を書き上げるとはすごい。 すらすらと読めてしまうので軽妙洒脱なところがまた素敵であるが、成瀬の人物像・キャラクターがすさまじくいい。このところ東大卒の小説家が大挙して登場し、終わってしまったが「東大王」なるテレビ番組もあって、東大に毒されている(?)なか、滋賀から近いとはいえ京大をストレートで受かるという東大の対極が感じられるのがいい。 成瀬を理解し、成瀬の友達になる人はあまりいなさそうではあるが、「ゼゼカラ」の幼馴染、島崎との行き違いに見る心の置きどころが友情を感じさせる。 素敵な作品である。 個人的Jなことであるが今夏、 2024.08.18 NHK大河ドラマ「光る君へ」の石山寺へ行く にブログで書いたように石山寺に行ったときに山門でミシガンの遊覧券を販売していた。思いのほか近かった滋賀と京都を実感したことはこの本でも意外と近いと書いてありにうなずき感心した。大河ドラマ「光る君へ」に関するものを見学することに注力したので、ミシガンに乗ることはかなわなかったが、今にして思うと、ミシガンに乗船しておけば良かった。ああ、ミシガン!! 宮島美奈さんの本をこれからも読みたい。 成瀬は信じた道をいく [ 宮島 未奈 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.12.11 20:50:12
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