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テーマ:読書(9069)
カテゴリ:読書
![]() なぜか島本理生を推し作家とした。 最近、彼女の本を読んでいないので思い立って読んで見た。 (Amazonより) ”「高校生のとき恋人に監禁されたことがあるの――」 法科大学院生の笠井修吾は同級生の館林景織子(きょうこ)に、衝撃の過去を告白される。いまでもその彼らしき人物から執拗なメールが届くと怯える景織子を修吾は守ると誓った。交際を始めた二人だったが幸せな日々は突然終わりを告げる。元彼の高橋が景織子の弟に暴行を働き、彼女を連れ去ったのだ。だが実は、景織子は自ら高橋の車に乗り込んでいた。なぜ彼女はストーカーまがいの男と行動をともにするのか? 彼女の真意とは? 東京から日本最南端の島・波照間島へ、修吾は彼らを追うが……。著者が初めて挑む究極の恋愛サスペンス!” 人は恋愛経験がないことを克服するために交際しようとするのか。 ストーカーとなってしまった監禁男と別れ、その彼の一途な思いと自身を大切にしてくれた思い出にひきずられ、ついには事件から逃亡劇へとなったしまった女性と付き合った恋愛未経験高学歴男子を主人公に描いた作品。 彼の思い、そして風変わりな同級生男子の思考。常識からはかけ離れた経験や思考を持つ人々でストーカー事件にまつわる顛末を男女交際を交えて描いている。風変わりな登場人物だらけではあるが違和感を感じつつも拒絶することなく読み進めた。彼らの考えは理解することはできないけれど、認める=受け入れることはできる、そう感じながら読んだ。 意味不明だった題名「匿名者のためのスピカ」とはそういう意味だったのかと読了してわかった。意味ある題名である。 私が作者、島本理生に惹かれるのはなぜだろう。 ![]() 匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫) [ 島本理生 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.02.01 20:39:34
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