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テーマ:読書(9563)
カテゴリ:読書
![]() このブログで2021.05.15「思い出トランプ」向田邦子:著 新潮文庫 テーマ:読書で一念発起して改めて本を読み始め、図書館に通うようになり読書量が増えた。以来、通勤の行き帰り、就寝前など寸暇を見つけては読んでいる。 どのような本を読むか。小説であるが、選書に迷い、芥川賞や直木賞、本屋大賞やミステリ大賞など受賞作品を中心に選び、時として話題作、注目作を読んできた。 この「湖上の空」の著者:今村翔吾に関しても直木賞受賞作「塞王の楯」で初めて読むことになる。(2023.06.24読書レビュー 「塞王の盾」今村翔吾:著 集英社)。大作であり、おもしろく読んだ。人生をかけた仕事に恋を絡めたエンタメな時代小説であった。ゆえに他の作品を読もうと思い、以後、 2023.09.18「イクサガミ 天」今村翔吾:著 講談社文庫 2023.12.16「イクサガミ 地」今村翔吾:著 講談社文庫と読んでいる。 本作「湖上の空」はエッセイ集であり、今村翔吾の生い立ちや作家を目指したことなどが書かれていて、本人の思いや考えを吐露している。エッセイゆえさらっと読めていいと思いながらさらさらと読み進めたところ、直木賞受賞について書かれたもので心揺さぶられ不覚にも涙してしまった。エッセイで泣くとは……。彼の初期の作品は読んでいないがデビュー作「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」がシリーズとなるほどの作品ではあるのだが敬遠していた。本作のエッセイを読み、いまさらながら読んで見ようと思った。読んで感心したエッセイであった。 湖上の空 [ 今村 翔吾 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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