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テーマ:読書(9826)
カテゴリ:読書
![]() 素敵な本だ。 (以下、Amazonより) たった一人になった。でも、ひとりきりじゃなかった。 両親を亡くし、大学をやめた二十歳の秋。 見えなくなった未来に光が射したのは、 コロッケを一個、譲った時だった――。 激しく胸を打つ、青さ弾ける傑作青春小説! 母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、交通事故死した調理師の父。女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の僕を東京の大学に進ませてくれた母。――その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。 全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の総菜屋で、買おうとしていた最後に残った五十円コロッケを見知らぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに……。 そんな君を見ている人が、きっといる――。
(以上、Amazonより) 主人公・柏木聖輔の気持ちがいい。 人の動きを見て、ゆずる精神。 私も常にできるわけではないが、聖輔のような気持ち、行動をとるときがある。共感した。ゆえに、青葉の考え、思い、気持ち、行動もわかる。共感した。慶応の彼の行動や考えはわからない。ただ、聖輔にひと言、言いたかった気持ちはわかる。 総菜屋の店主・田野倉の気持ちもいい。バンド仲間の川岸の母の気持ちもいい。母のいとこの基志という良くない人も出て来るが、そこは社会、いろんな人がいる。いいひとばかりでないところも現実っぽく感じられた。 不幸な生い立ちとなった柏木聖輔が何かと考え、いろいろと思い、まわりの人に気兼ねしながらも自立していく姿勢は驚きと感心を得た。 とてもいい、素敵な本だ。 ひと (祥伝社文庫) [ 小野寺史宜 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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