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2025.11.08
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カテゴリ:映画館で見た映画

(C)呉勝浩/講談社 2025映画「爆弾」製作委員会


原作ものは映画化されて落胆することが多い。
それは原作通りの内容になっていないことが原因であることが多い。映像化できないと思えるものを矮小化したり代替品で済ませようとするからだ。
内容を変えてしまってはそもそもの原作が意味をなさない。それゆえ極端なものは原作とせず、原案などとうそぶいたりしている。
さてこの「爆弾」は映画化に関し、落胆することがなく題字の絵が素晴らしかった。観客を見る気にさせる題字であった。そして内容に関しても原作を忠実に再現していると思え、後半の記憶がないのでクライマックスから終盤は断言することができないけれど、原作を読んだものを落乱させることなく、原作を凌駕するがごとくスゴイ作品となっている。
映画化が発表されて類家を山田裕貴が演じるということに少々不満に感じて、スズキタゴサクが佐藤二朗と知り、どうなのだろう?と疑問を持った。
しかし、映画を見始めると、等々力役に染谷将太という灰汁の強い人俳優がキャスティングされ、その彼を上回る類家という灰汁の強い役を山田裕貴は良く演じていた。驚愕すべき程の名演技を見せたのはスズキタゴサク役の佐藤二朗である。ビデオで早口でしゃべる彼は取りつかれた犯人のようであり、取調室で見せた激怒する常軌を逸したスズキタゴサクは圧巻であった。頭脳と頭脳のぶつかり合いが力業のように剛力で見る者は固唾を飲むばかりである。
爆破シーンも大勢の人々のシーンも圧巻でスペクタクルであった。
圧倒されたとしか言いようのない映画化に万歳をおくる。


2025年/日本/137分/PG12

監督:永井聡
原作:呉勝浩
脚本:八津弘幸、山浦雅大
出演:山田裕貴、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、片岡千之助、中田青渚、加藤雅也、正名僕蔵、夏川結衣、渡部篤郎、佐藤二朗

お薦め度
「​爆弾​」★★★★☆(90%)
 
 





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最終更新日  2025.11.10 19:57:41
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