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テーマ:読書(9847)
カテゴリ:読書
![]() そこはかとない温かみが感じられる瀬尾まいこの本が好きだ。 今作も言葉には出せない思いをつらつらと書き連ね、徐々に表立たせ、ついにははっきりと公言できるようになっていく主人公に家族の、子どもの温かみを伝えてくれる。 とはいえ、苦手な人や毒親が登場する。けれど、根っからの悪い人たちではなく、他人のことを思いやれない自分のことに精一杯の人たちである。 子どもが嫌いな人なんていない!と断言することはなく、ただ、子どもが好きじゃないひとはいる、といった認識。他人に甘えては、甘えすぎてはいけないという覚悟のもろさを描き、頼れる人には頼り、踏み込みたい人には踏み込む。自分たちだけで何もかもやってしまわなくてもいいんだよという優しさと安心を伝えてくれる本。 他人を尊重し、否定せず、ただ子供がいる幸せを全身全霊で守っていく気持ちはとても熱く、温かく感じられた。
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