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カテゴリ:映画館で見た映画
![]() (C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会 この映画見て「木挽町のあだ討ち」が’仇討ち’となっていないことに合点がいった。映画に登場する台本が’徒討ち’だったことに感心した。 伊納菊之助演じる長尾謙杜(なにわ男子)が女人と見まごう美しさと若さで良かった。 東映で作られたが先に歌舞伎になっていることもあって松竹製作で見たかった気がした。さすればもっと人情味があふれたかもしれない。 冒頭でのあだ討ち、その立ち回りに素晴らしさがあったけれど、ワイヤーアクションはないほうが良かった。剛力に任せて仇の作兵衛(北村一輝)が両腕で持ち上げるのだが、両腕で持ち上げるというよりも菊之助がワイヤーでつられているのが見え見えで興醒めしてしまった。両腕で持ち上げている胸倉よりも腰背中の方が浮いてくる。映像をチェックすればNGのはずなんだけれどカメラの画面は小さいので違和感を感じなかったのだろうか。そして、この持ち上げたシーンを終盤、何度も映し出す。ここだけ、これだけが残念に思う。あと付け加えれば、殿様が大名行列で芝居小屋の前を通った時も皆立って出迎えている。これもあり得ないことだと思う。土下座し、額を地面に着いた手の甲に押し付けるようであったと思うから、令和の時代と言えども間違った描き方はしてほしくなかった。たぶん昭和の映画であれば膝をつき伏して頭を下げるところを下げなくてよいと言われるか面を上げよと言われたことであろう。 身分違いのはなはなしさを全く感じさせない映画であった。言葉使いも同様。武士の武士らしい物言いをしてほしかった。 ラスト、クレジットでの楽曲、歌は椎名林檎であったが、上手かったけれど、この作品の歌ではない気がした。男声の浪花節が合うような気がする。 芝居は涙をにじませた二人、二代目ほたるの高橋和也と菊之助の母たえの沢口靖子が良くて、イモトアヤコが意外にも絶妙な女房を演じていた。 2026年/日本/120分/G 監督:源孝志 原作:永井紗耶子 脚本:源孝志 出演:柄本佑、長尾謙杜、瀬戸康史、滝藤賢一、山口馬木也、愛希れいか、イモトアヤコ、冨家ノリマサ、野村周平、高橋和也、正名僕蔵、本田博太郎、石橋蓮司、沢口靖子、北村一輝、渡辺謙 お薦め度 「木挽町のあだ討ち」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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