ドラマレビュー 「自転しながら公転する」
自転しながら公転する|読売テレビ (ytv.co.jp)「自転しながら公転する」この本の文庫本が出版され、著者である山本文緒さんが亡くなったことを知り、著書「恋愛中毒」で刺激された私は「自転しながら公転する」を読むことを恋焦がれた。そして、読んで見て感じた先進性と時代性。今の小説が書ける彼女をすごい作家だと思った。そして、満を持してのテレビドラマ鑑賞である。どんな役者が演じるのか。内容は原作通りか。初回を見て、キャストも内容も落胆する物であったけれど、最後まで見ないと批評はできない。不思議なことに第2回を見る時にはキャストへの耐性が出来ていたのか、初回ほど嫌気はしなかった。ドラマの内容の改変もついていける程度の軽微なものであったので良かったが、第3回となる最終回はいただけなかった。熱海への旅行も広島へのボランティアもなく、エピソードのベトナムもない。さかのぼれば牛久大仏のデートもない。これほどないないづくしであれば小説のドラマ化とは言えないのではないだろうか。四谷のお寿司屋での再会で終了するという、余韻を残した尻切れトンボ。どうして1クールの連続ドラマとして制作しなかったのだろうか。物語は長尺であるだけに2クールでも描ける大作であるとも思えるのに。とドラマ化の愚痴ついでに、願うべくキャストを上げてみようと思う。俳優・女優をすべて知っているわけではないので、たまたま見たことのある人の中から選ぶということで違和感感じる方にはお許しいただきたい。あくまで私個人のキャスティングです。原作とドラマの人物設定が異なっているので、原作でのキャスティングとする。与野都(よの みやこ)〈32〉…実家がある茨城県牛久市のアウトレットモールにあるアパレルショップの店員。東京で働いていたが、家庭の事情により実家に戻ってきている。羽島貫一(はしま かんいち)〈30〉…都と同じアウトレットモールにある回転寿司店の店員。趣味は読書。ニャン…貫一と同じ回転寿司店で働くベトナム出身のアルバイト店員。絵里…都の高校時代の同級生。2年前に結婚している。そよか…都の幼なじみ。文具メーカーの営業を担当している。亀沢…都が働くアパレルショップの店長で既婚者。2人の娘がいる。東馬…都が働くアパレルショップのマネージング・ディレクター。与野都〈32〉巨乳の中途半端ブス、いや中途半端美人。年若く見えるという。アパレル店員という点からして、馬場ふみか(28)が良い。実年齢が若い分、若く見えるという点もクリアできる。他には土村芳(33)、蓮佛美沙子(33)など。羽島貫一(はしま かんいち)〈30〉は寿司職人だから強面という点からしてもイメージは高倉健なんだよね。それでいくと、葵揚(28)坊主頭だからかな。菅田将暉(31)役のためなら坊主にしてくれる。イメージ的には目黒蓮(27)かな、ぶっきらぼうな感じが似合う。ニャンはベトナム人だから。今の時代、ベトナム人をキャスティングしてほしい。演じた長谷川慎はセリフを工夫してよく演じていたとは思うけど。絵里とそよかはドラマキャスティングのふたりでいいかも。亀沢と東馬は登場してほしかった。亀沢は30代後半かな。東馬も30代後半かアラフォーかな。亀沢は仲里依紗(34)か大島優子(35)か安藤サクラ(38)かな。東馬はセクハラ役なのであげずにおきます。ちなみにテレビドラマのキャストは与野都〈30〉 - 松本穂香羽島貫一〈30〉 - 藤原季節ニャン〈22〉 - 長谷川慎(THE RAMPAGE)小島そよか〈30〉 - 小林涼子柏崎絵里〈30〉- 野村麻純檜山優 - 田中偉登与野修〈57〉 - 神保悟志与野桃枝〈56〉 - 鶴田真由ところで、父親役の神保悟志は良かった。無職で飄々としている彼に対して激高して言い募るシーンは真に迫っていた。迫力十分。名演技であった。自転しながら公転する(国内ドラマ / 2023) - 動画配信 | U-NEXT 31日間無料トライアル (unext.jp)自転しながら公転する | Hulu(フールー)自転しながら公転するを観る | Prime Video (amazon.co.jp)