[考古学]の記事一覧 | 玲子の考古学教室ブログ

世田谷野毛古墳まつり情報

世田谷区から古墳まつりのちらしが届きました今回は何と言っても「古墳にコーフン協会」が参加して下さること嬉しいさて、古墳まつり体験コーナー用クッキー試作第2弾第２弾は自由が丘のクオカで材料を調達ちょっと遊んじゃいました（ハロウィン版の方が楽しかったりして・・・）課題のアイシング　前回よりは良くなった、かな？大学は学生さん達の後期授業の登録期間古墳まつりは授業の一環で参加するため受講生が居てくれるかドキドキしてます

2014年09月27日

大おにぎり展＆古墳クッキー試作

横浜市博「大おにぎり展」中屋敷遺跡の資料も展示していただけることに（おにぎりは出てないけど、ご飯つながりで）昨日、学芸員の方に資料をお渡ししました中屋敷の資料はちょっとだけだけど、是非見てね会期中、イベントも盛りだくさん　どれもおもしろそうですよ10月19日は世田谷古墳まつり相変わらず、体験コーナーの準備してます本日は古墳クッキーの試作第1回の古墳まつりの際、作った型を再利用何の形だか分かります？野毛大塚古墳の墳丘（ぽちぽちは埴輪列、墳頂の黄色いのは主体部）、鶏形埴輪、柵形埴輪なんだけどアイシングの技術がね・・・道のり遠い、なあ

2014年09月23日

発掘調査終了＆まじめ君（？）登場

山梨県北杜市諏訪原遺跡発掘調査14日目本日無事現場での作業を終了しました明日機材の搬出、大学での搬入をもって2014年度調査終了午前中は写真撮影のための清掃と撮影写真撮影中、機材整理午後は埋め戻し出動を待つねこ達埋め戻しひたすら土嚢を詰める土嚢を運ぶねこ隊（ブレた写真ですいません）調査終了後予定より30分押で　無事ひまわり園へしかし、ひまわり何処だ・・・メイン会場はすでにひまわりの季節が終わってた元気な学生さん達は2分ほど離れたサブ会場へそちらは花盛りだったようです宿ではミーティング後　花火　懇親会懇親会では「まじめ君（？？）」登場こんな愛すべき人々と体はきついけど楽しい日々を過ごしましたプロの方々からしたら、おままごとのようかもしれませんが、間近で見る乙女達の頑張りはなかなかです調査中ブログを訪問してくださった皆様ありがとうございましたいつもよりたくさんの方々にお越しいただき感謝しておりますでは、また

2014年08月23日

発掘調査12日目　埋設土器はバカ笑い土器

山梨県北杜市諏訪原遺跡発掘調査12日目作業前に北杜市教員委員会の発掘現場を見学説明してくださっているのは白馬の王子様これも北杜市教育委員会の現場何の穴でしょうね・・・この時期のものは県内では発見例が少ないそうです報告が楽しみですねさて、ここからは諏訪原遺跡の本日の様子埋設土器の内部口縁部と底部を欠き（意図的に打ち欠いたものと思われます）土器内には2点の石器が石鏃（せきぞく）凹石（くぼみいし）埋設土器は乳幼児の埋葬施設との説があり土器に石を入れる事例は他でも見られます子供の死を悼んで入れた石器だとしたらもしそうであれば、昔も今も子を思う親の気持ちは同じだとちょっと胸が熱くなってしまったり（これでも一児の親なので）取り上げた埋設土器の一部曽利式の新しい時期の両耳壺「ハ」の字に見える文様を縦に連続して入れるのが特徴「ハハハ」とバカ笑いをしている土器、と覚えます（こんなんでいいのかな）別の調査区の土坑覆土から称名寺式土器が出土こちらは縄文時代後期初頭のもの今回の調査では中期中葉から後期初頭の遺物が確認されたことになります本日の作業目標を何とか達成し（残業しないで済みました）明日は新規調査区については遺構確認と埋設土器の取上げ継続調査区は図面作成明後日の作業最終日は写真撮影と埋め戻し、機材整理の予定大雨で甚大な被害の出ている地域がありどのような思いで過ごしておられるかと思うと好きなことをできる贅沢を感謝せずにはいられませんせめて行方の分からない方々の消息が一刻も早く分かるよう祈りつつ過ごしたいと思ってますまたアイスバケツチャレンジのニュースを観てその支援の広がりと効果にメディアの力を感じました山中教授のコメントやネイマール選手がスニガ選手を指名したのはさすがメディアの力を知っている粋な演出だな、と明日も無事一日が過ごせますようにでは、また

2014年08月21日

発掘調査10日目　白馬の王子様水場を作る

山梨県北杜市諏訪原遺跡発掘調査10日目卒業生でもあり、今年度から環境考古学の授業をお願いしているS先生に土壌洗浄を指導していただきました側溝の水を利用して効率よく作業ができないか四苦八苦しているところへ北杜市のSさん（白馬の王子様！）が「何してるの？」とこれこれしかじかとお話するとご覧の通りあっと言う間に装置を作成さっとうとご自分の現場に帰って行かれました完成した水場さて、そこで行なう作業とは土壌を洗浄し、浮遊物をキャッチ、浮かないものはふるいを使って選別キャッチした浮遊物とふるいに残ったものの中から炭化物や動植物の痕跡を探します本日も差し入れをいただきました　大好評動植物遺存体研究者の☆ツーショット（まぶしいね）さて、遺構の様子は・・・本年度新たに調査を始めた区画から埋設土器ようやく側面からの姿を見ることができましたこの後、手前の土器片を外し、半截（はんさい）土器の中には石が確認されました今週は暑い明日も皆無事で過ごせますようにでは、また

2014年08月19日

植物考古学のススメ

と言いましても私の専門外先週金曜の佐々木先生授業（環境考古学）にお邪魔して土器の圧痕レプリカ法の実習を見学させていただきました調査した資料は山梨県諏訪原遺跡と中屋敷遺跡第7･8次調査の土器写真上左から右に1→２→３・・６１、土器片に種子や穀物などの圧痕があるか探します疑わしい穴があると顕微鏡で確認可能性がある穴のレプリカを取ります２・３、樹脂の用意溶剤を混ぜます（20秒で硬化するらしい）４、用意できた樹脂を注射器に入れ、圧痕とおぼしき穴の中に注入５、採取したレプリカ左から　大豆、あずき（だったかな・・・）、どんぐり６、どんぐりの圧痕とレプリカレプリカを顕微鏡で観察して佐々木先生が「大豆」「どんぐり」と同定諏訪原の土器を良く見ると大きな穴があちこちにマメが結構付着した状態で焼かれたようです一方、中屋敷の土器の穴は小さくてレプリカを取るのが大変そうでしたこちらはアワ、キビの類だからね炭化米は出土しているのに現時点でイネの圧痕は見つかっていないんですよ実習で見つけていただけるといいんだけど圧痕の同定から古環境の復元や古代の人々の植物利用を探ることができます

2014年06月16日

ワンダ墳と埴活

大阪高槻市に存在する古墳これぞワンダ墳ただし大きすぎて全体を撮れません隣接する博物館で埴輪の検討会に参加いや～楽しかった今回は家と門と塀（柵とも言う）の埴輪どの資料も素晴らしい見せていただいた資料の一部さて、これはなんでしょうか分かったらかなり考古通埴輪と語りに来た人たちわちゃわちゃと常設展示の資料を見てますやっぱり埴活いい日帰り埴活の旅、贅沢な一日でした

2014年06月07日

まりこふんさんの「古墳ブック」

マスコミでも話題の古墳シンガーまりこふんさんの著書家型埴輪を見てリカちゃんハウスを思い出し六角形・八角形墳をセレブ古墳横穴式石室が進化系石室・・・などなどすっかりやられました歴史にまったく興味のない娘がセレブ古墳なの？なにこの埴輪！とか性格判断で「前方後円墳タイプだ！」と楽しんでおりました好き！ってすごいパワー古墳ワールドのところに「のげストラップ」出てますまりこふんさん来てくれたんだねありがとうCD「古墳deコーフン」も学生さんと聴きましたややマニアック集団だったので大うけこの勢いにあやかるべく「れいこふん」と名乗ろうかと・・・かなりマジで検討中（パクリはダメ？コピーじゃないけど・・・）ブログを閉じることを考えておりましたがフェイスブックもツイッターも馴染めずもう少し、ここでゆるくつぶやいてみようかと思いますまたお付き合いいただけると嬉しいですでは、また

2014年04月28日

縄文時代中期の土器いっぱい

光葉博物館秋の特別展「山梨・茅ヶ岳山麓における縄文時代中期文化の盛衰」期間：10月28日～11月30日場所：世田谷区太子堂１－７　　　昭和女子大学光葉博物館（研究館１階）入館無料昭和女子大学で実施している諏訪原遺跡発掘成果＆北杜市からお借りした資料がご覧いただけます縄文時代中期の土器がいっぱい土偶も石器ももちろん是非、ご来館ください上記展示パンフレット無料配布クイズに答えるとプレゼントもあるらしい11月30日にはシンポジュウムもこちらも入場無料、どなたでもご参加いただけます先週の「せたがや古墳まつり」については改めてご報告します

2013年10月27日

前方後円墳研究大会大盛況！

１４・１５日に開催された第14回前方後円墳研究大会はご覧の通り、大盛況でした。松島先生の40年前の前橋天神山古墳の調査報告は圧巻。会の総括も先生がなさったけれど、石田川式土器の認識から、古墳・集落出土の土器を巡る研究の推移を見事にまとめてくださった。人柄もすばらしい。今回の発表要旨は六一書房で扱ってもらうことになってます。前方後円墳研究の最先端が覗けますよ。前期古墳と土器に関心をお持ちの方は必見。研究会も終わり現実に。２日間いろんな方に会って、研究発表聞いて刺激を受けたし、イッテＱで手越君見て充電したから少し頑張ろう。まずは採点。

2009年02月15日

前方後円墳研究大会ご案内

正確には東北・関東前方後円墳研究会の第14回研究大会。日時：2009年2月14日12時50分～16時20分、15日9時20分～16時20分会場：埼玉県立歴史と民俗の博物館　講堂テーマ：前期古墳の諸段階と大型古墳の出現内容：14日　基調講演・和田清吾氏「（仮）前期古墳の研究動向ーオオヤマト古墳群・佐紀古墳群西群を中心に」、事例報告・松島栄治氏「群馬県前橋天神山古墳」、地域発表・稲田健一氏・深澤敦仁氏15日　地域発表・今平利幸氏・小坂延仁氏・小橋健司氏・山口正憲氏・相田泰臣氏、討議、総括どなたでも参加していただけます。部分聴講も可。発表要旨は有料（1500円～2000円程度）となりますが、購入は必須ではありません。会員入会も受け付けてます。年会費1000円。連絡誌が年に２～３回届きます。当方、会計担当なので、当日受付で会費を集める予定。運が良ければお会いできるかもしれません（不運の間違いか？）。ちなみに仁徳は中期古墳なので、お呼びじゃないんだけど、前方後円墳代表ということで。

2009年02月11日

世田谷区遺跡調査発表会　当日

三軒茶屋の産業プラザ会議室で行われた発表会。大勢の方が参加され、盛会でした。早乙女さん（先生なんだけど）の講義を始めて聴きました。やさしくわかりやすく話すことは、いかに知識の深さが必要か見せつけられた。いい勉強になりました。昨日土曜日は久々の夜遊び。高校一年のクラスの同窓会に出席。娘に楽しんで来てねと送り出され、泣きそうになった。当然自分を含めておじさんおばさんの集まりだけど、数十年を飛び越えて、高校生のころの話題で盛り上がりました。高校時代はあれはあれで良かったのかな、と思わせてくれた会でした。少なくとも、こんな仲間と時間を共有していたのは幸せなことだったと思います。

2008年12月07日

世田谷区遺跡発表会

世田谷区遺跡発表会のお知らせ日時：１２月７日（日）１３時３０分～１６時３０分場所：世田谷産業プラザ会館会議室（最寄駅三軒茶屋）内容：「日本と東アジアの古墳」　　　　講師東大准教授早乙女雅博氏　　　「太子堂下本村の発掘調査について」　　　　区学芸委員久末氏　　　「堂ヶ谷戸遺跡の大型住居をめぐって」　　　　区学芸員寺田氏どなたでも参加できます。ただし、先着１００名。だそうです。写真は、上記の内容とまったく関係ありません。気持ちと頭の中は若い（成長しない）つもりでも、肉体の機能低下はいかんともしがたく、最近、図版のキャプションが見えなくて・・・。拡大鏡のお世話になってます。とほほ。

2008年12月06日

柵形埴輪

最近の最大関心事の一つは「しゃばけ」なんですけど、もう一つ頭から離れないのが、写真に載せたようなギザギザ頭の奴（一応本業だから、当然ちゃ、当然？）。写真の図は野毛大塚古墳出土の柵形埴輪。現在、ギザギザ頭の変な埴輪達（業界では遺物を擬人化すること多し）と格闘中。似たようなギザギザ頭の埴輪が、全国で十数例。行き掛かり上、後に引けないことになってしまいましたが、先行研究に感心してしまうばかりで、お先真っ暗。４年生に卒論指導しながら、人ごとではないな、と思うことしきり。こんなこともやってます。

2008年11月24日

中屋敷遺跡調査報告書

たった今、出来上がった報告書を手にしました。なんとか形に出来て良かった。と思っています。本日とりあえず１冊、T印刷さんが大学に届けてくれました。残りの納品は１８日を予定しています。ご予約いただいた皆様、遅れて申し訳ありません。お手元にお届けするのは２０日以降となりそうです。今しばらくお待ちください。怖くてまだ中は良く見ていないのですが、表紙のピンク色がやや薄めでしたね。ご注文、お問い合わせはメールをください。reiko@swu.ac.jpまで。

2008年11月10日

中屋敷遺跡発掘調査報告書

写真は詫び状。もっと早く出すべきでしたが、相変わらず後手後手で・・・。報告書は協会当日に一部納品予定です。従って、11月9日は18冊のみの販売。1冊3000円。交換会のブースはＦ２７－４。そんな訳で、予約していただいた方々へ、遅れたお詫びと後日発送させていただく旨をお伝えするための手紙を用意したところです。また、執筆者、協力者への献本もこれから、正誤表に至ってはまだ現物を見てもいないので作るべくもありません。ですが、報告書自体は自信を持ってお届けできます。是非お手に取ってご覧ください。なお、購入希望の方はご連絡いただければ折り返し連絡させていただきます。小泉宛にメールをください。六一書房でも3500円で販売しています。今回の協会は学園祭の日程とぶつかってしまったため参加できません（担当なので）。テル先生とＯＧが本売りをしてくれる予定です。

2008年11月06日

「古代食を味わう」当日　ちまき

甑を使った蒸し物実演は「ちまき」。土製品にちまき状の出土品があることと弥生時代のちまき状炭化物が参考。しかし、昨日も今日も食材に火が通らず失敗。今回の心残りと言えば、この蒸し物が試作の２回を含め４回ともうまく行かなかったこと。Ｙ先生にもＴ大のＳ先生にもいくつかご指摘をいただいたので、次回（があれば）は改善して成功させたい。「古代食を味わう」は今回でおしまい。お騒がせしました。

2008年10月12日

「古代食を味わう」当日　ソバガキ

手軽でしかも好評だったのがソバガキ。ソバ粉を熱湯でこねて円盤状に丸め、七輪の炭火で焼いて、魚醤をつけて軽く炙る。素朴な味わいと香りが食欲をそそる一品です。行列が出来たときは嬉しかった。学生さんたちがとても手際よく動いていて、いい感じでした。本日は区の文審委員のＹ先生も来てくださいました。笹植えや片付けまで付き合ってくださって、感謝＆恐縮です。それにしても昨日も今日も学生さん達がよく働いてました。感動もの。

2008年10月12日

「古代食を味わう」当日　大盛況

野毛古墳まつり、本日終了。まずは終わってほっとしています。昨日は天気が悪く準備も片付けも大変でした。しかし、ＯＧの面々がわざわざ来てくれるなど嬉しいこともありました。本日は天候にも恵まれ、公園は沢山の人で賑わいました。古代食の実演も大盛況。写真は土器で炊いた赤米粥を皆さんに配っているところ。賑わっている雰囲気は伝わりますかね。お粥とソバガキに行列が出来たんですよ。

2008年10月12日

「古代食を味わう」準備編　甑を焼く

昨日に引き続き、甑の焼成が終わりました。大学でゼミ生とお粥と蒸し物の試作をする予定。大学ではたき火が出来ないので、七輪に土器を載せるつもり。さて、どうなりますか。今週が３週間ぐらいあればいいのに。７日じゃ足りない。私の能力をはるかに超える仕事量。私には、ね。今週の数日を考えると頭痛いですが、今朝のＴＶでＮＥＷＳの新曲がオリコン１位になったと聞き、お陰で一日、何となくルンルン。現実逃避ですかね。

2008年10月07日

「古代食を味わう」準備編　土器を焼く

電気窯、その名も「窯わん」。先日作った甕を焼いてもらいました。乾燥モードの後、素焼きモードで焼成し徐冷まで含めて19時間。今は甑を焼いています。古墳まつり当日が近づき、少しドキドキして来ました。まだまだ準備が出来てなくて焦ります。相変わらず、夏休みの宿題が終わってないもんで、古代食の準備に入れない。マジ、ヤバクねえ（若者を真似るとこんな感じ？）。報告書の校了も間もなくです。そちらもヤバイな・・・。

2008年10月06日

「古代食を味わう」準備編　赤米を炊くその２

炊き上がった赤米粥です。今回は白米もブレンドしてあります。美味しそうに見えます？（相変わらず写真が下手ですね）とても美味しかったんですよ。思わず「うまい！」、と同時に「良かった」。当日、期待してくださいね。他に、甑を使った蒸し物にも挑戦。粽を作りましたがやや改良の余地あり、でした。

2008年10月05日

「古代食を味わう」準備編　赤米を炊くその１

今週末に迫った古墳まつり。そのための準備の様子をお伝えします。まつり当日、実演する古代食を世田谷のＴ田さんと試作。甕で赤米を炊きました。たき火の中心に甕を据えて10分で沸騰。その後30分炊いて赤米粥の出来上がり。甕の形はとても熱効率がいいものだ。土器焼きと違って薪の量も全然少なくて済むもんだ。と、当然のことを再認識した貴重な体験でした。何より、粥が炊けてホッとしました。

2008年10月05日

土器焼き　の手伝い

５月４日の日記です。ぼやぼやしていたらメンテナンスの時間になっていて更新できなかったので・・・。本庄のＷ校地内で行われた土器焼きに参加。北シリアで発見された7000年前の土器焼き窯を小さくして復元した窯だとのこと。蚊が多くて閉口しましたが、シリア風土器焼きは新鮮でした。本庄までは、今住んでいる最寄り駅から湘南新宿ラインで一本。しかし、2時間半。遠かった。学生時代や助手のころ通ったことを考えれば楽なはずなんですけど、体力が落ちた分、辛く感じるんでしょうね。

2008年10月05日

「古代食を味わう」準備編　甕と甑

せっかくなので、甕と甑を重ねてみました。甕はだいぶ乾燥してきました（白くなってます）。計算して作ったつもりですが、実際重ねてみると甕に比べて甑がデカッ（何事も大目に見ましょう）。下の甕で湯を沸かし、その湯気を甑の底部の孔から取り込んで、食材を蒸す構造。「古墳まつり」は10月11日・12日に野毛大塚古墳で開催。そろそろ世田谷区の広報で告知されたかと思います。当日の様子はもちろんですが、当日に向けた準備の様子を引き続き紹介させていただきます。10月11・12日なのにこんなんでいいのか？いいんでしょうか？仕方ないです・・・よね。

2008年09月25日

「古代食を味わう」準備編　甑をつくる（完成）

２・３日放って置いたら、何とカビが生えていた。ヤバっ。雑な作りですが、完成。あとは乾燥と焼成です。作っていると時間を忘れてしまうのでとても危険。９月もあと数日。数々の宿題が片付かないまま、です。土器の陰にはNEWSのコンサートDVD映像。この夏、気持ちの拠り所でありました。生きているといろいろありますから、ね。

2008年09月25日

「古代食を味わう」準備編　甑をつくる２

甑と甕の違い。一番の違いは底です。甑（こしき）は今で言う蒸し器ですので、湯気を取り入れるための孔が空いています。甕（かめ）は物を入れる器ですので、中のものがこぼれないよう底はふさがってます。甑は、ちいさな孔が空いていたり、底が完全に無かったり。孔が空いていたら、食べ物落ちちゃいますよね。内側にスノコを入れて、その上に蒸す食材を置いたと考えられています。以前、Ｔ央軒で「甑」という名のせんべいを出していて、そのネーミングにいたく感動した覚えがあります。

2008年09月22日

「古代食を味わう」準備編　甑（こしき）を作る１

甑（こしき）を作り始めました。さて甕（かめ）とどこが違うのでしょうか。この写真だけでは解かりませんね。答えは次回。ヒント：甑は今でいう蒸し器。もう解かりましたか？。

2008年09月21日

「古代食を味わう」準備編　甕をつくる３

しばらく放置していた甕を仕上げました。さすがに乾燥させなければヤバイかな。と。お尻のへたれも何とかなりました。腹帯効果です。これからの乾燥、窯焼きで割れなければいいのですが・・・。最初がちょっと雑だったので心配。

2008年09月21日

「古代食を味わう」準備編　甕を作る２

腹帯は結構いい線行っているように思います。作った甕は電気窯で焼く予定なので、窯の大きさの制約でちょっと小ぶりです。なんとか形は出来上がりました。ただし、古墳時代の土器っぽい。あたりで大目に見てください。型式学的な視点はこの際横に置いておきましょう。土器を作りながら、DVDをチラチラ。山Ｐがかっこよくて。完全に持って行かれました。

2008年09月14日

古代食を味わう準備編　甕を作る１

古代食調理実演のための準備の様子を伝えさせていただきます。すでにイベント当日用の土器は世田谷区のT田さんが作製してくださいました。その土器を使った試作も予定していますが、事前に何度か試作した方がいいかと思い、自宅で甕を作り始めました。甕を作るのは初めて。一気に作ろうとしたら、お尻がヘタってきてしまい・・・。そこで思いついたのが、腹帯。妊婦さんがおなかを支える、あれです。首尾はいかがでしょうか。

2008年09月14日

古墳巡り　古代米ソフト

桜井駅から安倍文殊院へ行き横穴式石室を見学。その後飛鳥へ向かいました。ここでも自転車を借りてひたすら漕ぎました。石舞台古墳近くの売店で、古代米ソフトを発見。黒米と赤米をバニラアイスに混ぜているそうです。（ビンの中に入っているのが黒米と赤米です）写真は古代米味とチョコのミックス。美味しかったけど、米の味は、？でした。ソフトを食べているところで、某大の商学部の腕章をつけたグループが休憩していました。観光に関するアンケートを実施しているそうです。我々も、協力させていただきました。

2008年09月10日

古墳巡り　森正のそうめん

昼食は三輪大社の二の鳥居そばの「森正」で。おなかすいていたので、食べる前に写真を撮り忘れました。麺がしこしこしていて美味しかった。お店の雰囲気もなかなかです。黒塚の後は、崇神天皇陵 →櫛山古墳 →景行天皇陵 →箸墓古墳 →ホケノ山古墳 →昼食 →桜井市埋蔵文化財センター →白玉屋栄寿（みむろを購入） →桜井駅以上の行程で約4時間。暑さと闘いながら自転車を漕ぎました。

2008年09月10日

古墳巡り　２日目

午前中は自転車で桜井市と天理市の古墳巡り。メインは黒塚古墳。桜井駅から自転車で30分でした。ドラマの撮影の様子を館の方から伺ったり、写真を撮っていただいたり、プラスαも楽しめて楽しいひと時でした。大和古墳群の航空写真の下敷き買いました。学生さんは棺の長大さに比べて幅が意外と狭いこと。鮮やかな赤彩が印象に残ったようです。写真や文字では伝えきれない感覚ですよね。写真は展示施設に貼ってあったポスター。

2008年09月10日

ナガレ山古墳にて　「中の人」になる

午後は馬見丘陵公園へ。暑い中、てくてく歩きました。ナガレ山古墳は墳丘の半分を築造時の状況に整備。学生さんはいたく感動していました。仁徳陵の緑の山と乙女山の鬱蒼とした状況を見た後だけに、そのギャップにも驚いた様子でした。写真は前方部の粘土槨跡で「中の人」ごっこ。の様子。明日は中の人にもう少し動きをつけよう、ということになりました。（「中の人」とは、「古墳ギャルのコフィー」に出てくる用語で、被葬者のことを示します）

2008年09月09日

堺市博物館にて

古墳を巡る旅スタートしました。朝５時半の電車に乗り遅れそうになって、走りました。大阪は快晴。暑いです。写真は、堺市博物館での一こま。体験学習コーナーで甲冑を身につけたところ。堺市博では特別展が開催されているため入場料が特別展料金でした。我々は常設展だけでいいのに、通常200円が700円ですよ。しかもセレモニー終了直後だったので、皆そちらで頭が一杯みたいで、一般見学者の対応がなおざりになっていて正直心外でした。オープニングセレモニーなら休館日に行えばいいのに。せっかく堺まで来たのに。

2008年09月09日

古墳巡り2008

すでに学生はバスで東京を出ています。私は明朝５時半の電車で出発。あと５時間後には家を出ることに。寝る時間があるか？な。大阪・奈良の古墳を巡る旅。楽しみだけど、責任があるので緊張もしています。無事に２泊３日が過ぎるよう祈ってくださいね。余裕があれば旅日記をお届けしたいと思っています。

2008年09月08日

山下商店街イベント終了

山下商店街の空き店舗で行ったイベント。本日終了しました。今日はＭ２の学生さんが解説に来てくれました。夏のイベントがこれで一つ終わり、次は９～11日のゼミ旅行。大阪と奈良を巡る旅です。予定はこんな感じ。（１日目）堺市役所 →仁徳天皇陵 →堺市博物館 →馬見丘陵公園→大和八木泊（２日目）黒塚古墳 →櫛山古墳 →ホケノ山古墳 →箸墓古墳 →桜井市埋蔵文化財センター →文殊院西・東古墳 →飛鳥にて古墳めぐり（岩屋山古墳、石舞台など）→夜奈良公園ライトアップ見学　近鉄奈良駅前にて泊（３日目）奈良公園（東大寺、興福寺国宝館など） →平城京址 →京都散策）ゼミ旅行が終わらないと夏休みにならない、かな。その後の高校生向けの体験授業が終わったら、かな。そんなこんなしている内に１０月のイベントが・・・。今度は「古墳まつり」ですよ。お楽しみに。

2008年09月07日

イセキノハナシ

世田谷山下商店街の空き店舗（ドトールが入っていた場所です）で実施しているイベント会場。本日と明日、歴史文化学科学部、院生による遺跡の解説を行っています。今日は学部生が頑張ってくれました。聴いてくださる方々が暖かく接してくださって、緊張していた学生も会話を交わす余裕が生まれ、ほほえましいひと時でした。関心を寄せてくださることもありがたいし、一生懸命な学生たちをそのまま受け入れてくださることに感謝しました。それにしても会場が暑くて、体力消耗しました。

2008年09月06日

イセキノミセ開始

７月末に世田谷豪徳寺商店街の空き店舗を使ったイベントの続きです。今回は世田谷山下商店街の空き店舗を利用。駅ビル（？）の一階です。世田谷線山下駅から小田急線豪徳寺駅に向かう通りと、その北側に伸びるのが山下商店街。（実は前回の会場のすぐ近くなんです）イベントの内容は、桜木遺跡（縄文中期の集落遺跡）の一部を原寸大で再現。店舗の大きさに制限されていますので、再現した遺構は住居２軒分。再現したのは空間デザインを専攻する杉浦ゼミの学生さんたち。新聞の記事でもお分かりのように、遺跡の紹介ではあるのですが、企画運営の中心は建築を専攻しているグループによるものです。ですから、原寸大に再現された住居を体感してもらうことが主眼で、遺物などは展示されていませんので、その点はご理解ください。歴史文化学科は桜木遺跡の情報提供や竪穴住居の模型を提供したり、遺跡の話をしたり、といったお手伝いをしています。我々考古学に関わっているものとしては、遺物などがあれば言うことなしですが、身近にある遺跡の存在を知っていただく機会になれば、それでも十分意味があると思って取り組んでいます。写真は、本日Ｙ売新聞都内版に紹介された記事。新聞の威力はすごい。新聞を見て、来てくださった方が何人もおられました。８月末には「世田谷ライフ」にも７月の様子を紹介した記事が掲載されています。現在店頭に並んでいますので、どこかで手に取ってみてください。新聞記事の「上円下方墳」の謎見て、も気になりますね。三鷹の国立天文台内古墳が６・７日に公開されるそうです。そっちにも行きたい、と思ってしまう。

2008年09月05日

やしきファイブ

やしきレッド、やしきピンク、やしきイエロー、やしきブルー、やしきグリーン。久々の登場。やしきファイブ（オールドファンなら解かっていただけるはず）。なぜ真夜中に作っているかって。答えはＣＭの後（このフレーズ調査中にＹ先生がよく使ってた）、なわけない。答えは報告書の中。です。気になる方は、是非この秋発売予定（夏発売予定だったんですけどね）の、中屋敷遺跡発掘調査報告書でご確認くださいませ。

2008年08月31日

ペーパークラフト「やしきちゃん」を作る

くどくてすいません。写真を２枚入れ込む方法がわからないもので・・・。やしきちゃんの顔をつくっているところ。なぜ今作るのか。なぜでしょう。アップにするとカッターさばきの不味さが露呈しますね。

2008年08月31日

ペーパークラフト「やしきちゃん」

「やしきちゃんをつくろう」が５枚。中屋敷遺跡出土の土偶形容器がモデルのペーパークラフト「やしきちゃん」。ＯＧのまりこさんが在学中に作ってくれたものです。なぜ今「やしきちゃん」か、って？。さてさてなぜでしょう。

2008年08月31日

校正中

まずはお詫びから。中屋敷遺跡の報告書を申し込んでくださった方々へ。申し訳ありません。まだ校正中です（代金後にして良かった）９月に校了しますので、今しばらくお待ちください。写真は報告書の表紙のゲラと色見本。現場写真が表紙に入るのですが、バックを何色にするか迷ってます。白にするつもりでしたが、目立つ方がいいかなと思ったりして。スクールカラーのブルーにするか、女子大だからやっぱりピンクかしら、と思ってみたり。問題は中身なんですけどね。諏訪原遺跡の発掘調査のあといささか疲れてしまって。出張やオープンキャンパスの担当もあったので、休止していたわけではないのですが。有給を取っていたので家のことに時間を割き、あとはゴロゴロしてました。（コードブルー観て泣き、魔王にハラハラ・・・）でもさすがにこのままではヤバイ、とようやく始動。鈴虫のこともお伝えしたいと思っている間に、すでにオスが減っているような気がします。こちらは明日にでも。

2008年08月30日

諏訪原遺跡発掘調査報告　倒置土器その３

本日は写真撮影のため土器を少しきれいにしました。昨日全掘したので土器の様子が良く解かっていただけるのではないでしょうか。写真の後、取り上げを行いました。

2008年08月15日

諏訪原遺跡発掘調査報告　アイドル犬ソックス

埋め戻し作業中に現場横の道を通るソックス。軽い足取りで下って行きました。本日は調査最終日。何とか全体の写真撮影・埋め戻し・機材整理を終えました。明日、機材の搬出（業者に依頼してます）を確認してから宿を出ます。その後、大学で機材を受け取って調査終了です。さすがに埋め戻しはきつかった。でも学生さん達はとても元気です。若いからなのか自分が歳取っただけなのか・・・。応援してくださった皆様に感謝申し上げます。今年度概報を作製するとのことですのでどうぞお楽しみに。

2008年08月15日

諏訪原遺跡調査報告　アイドル

午前と午後、調査地横の道を通るソックス。ほぼ定刻に現われ、軽い足取りで道を下って行き、しばらくするとまた同じ道を戻って行きます。足先がが白く、ソックスを履いているように見えるので、「ソックス」と呼んでます。どこかのお宅の飼い犬ですが、結構自由犬（？）。ソックスが通ると、あっ、ソックス！と声が上がり、皆が注目、現場の癒し系アイドルです。彼女に会いに行くのだろう。と調査団では推察してます。調査も明日最終日。全体写真を撮影、埋め戻し、撤収です。無事終了したら、明野のひまわり園へ遊びに行く予定です。

2008年08月14日

諏訪原遺跡発掘調査報告　倒置土器その２

本日、倒置土器の出土した土坑の半さい、セクション写真、セクション図作成を終え、全掘、平面図も終了しました。現在、土坑内に土器だけが残っている状態です。写真は半さい状況の写真を撮るための清掃を終えたところ。土器も洗われてきれいでしょ。底部の穿孔がわかりますか？曽利３の完形品は少なく、単独の土坑からの出土も珍しいそうです。おもしろいのは土器の左上にある丸い石。多孔石なんですが、取り上げてみたら、裏面は石皿でした。ある説によると石皿は女性の象徴だそうです（？）。だとすれば、土器の中に埋葬されたのは女性？？？なんて、解かりませんが、空想するのは楽しいですよね。

2008年08月14日

諏訪原遺跡発掘調査報告　ミーティング

13日のミーティングの一こま。Ｙ先生が土坑内の倒置土器について説明されているところです。言うまでもないことですが、調査団はＹ先生以外すべて女性です。女性パワーはなかなかのもので、時に感動すら覚えます。また、本日はＯＧの方々からたくさんの差し入れが届きました。Ｉ井さんからは林檎ジュース。Ｈ勢さんからはクッキー。Ｏ塚さんからは梨を。梨は明日宿に頼んでだしてもらう予定。ジュースもクッキーは大好評でもうほとんどありません。ＯＧの皆さんありがとうございました。今までの積み重ねがあって今日があることを実感し、感謝の気持ちを新たにしました。

2008年08月13日