Wandering Bunny

ゴミの日、ゴミだしは子供達のお手伝い。

今日は不燃物の日だった。朝、子供達が庭のゴミ収納ボックスを開けて騒ぎが起こった。

「お母さん！ねずみがおる！！」

長男のひと言で、Sophiaも飛んできた。

「大きいねずみ？小さいかわいいねずみ？」

「小さいねずみやで！」

”大きいねずみなら当然追い払うための道具を準備するところだが、小さいねずみか・・・家ねずみなら、さてどうしたものか、困ったな・・・・”

そう思いつつ庭に出てボックスを覗き込むと、体長5cm程度、尻尾を合わせると10cm程度の薄茶色のかわいいねずみがボックスの中を右往左往していた。

写真を撮ろうにも、俊敏でシャッターが切れない。

詳しくないが、野ねずみだと思う。

しばらく眺めていた小学生二人も、遅刻するからと出かけていった。

我が家、田んぼの中の家、近隣に山や沢がある。

時には庭に蛇やサワガニが訪れるような田舎である。

車の前を横切る野ねずみに遭遇することはしばしばだが、このような至近距離で、こんなに長時間眺めたのは初めてのことであった。

朝から雨が降っていた。雨宿りに最適と考えて紛れ込んでいたのかもしれない。