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晴れ、夜になって曇り。暖かで日中はダウンコートを脱ぎ薄手のセーターで歩いて軽く汗ばむほど。
映画のタイムスケジュールが新聞公表されたものから変更になっていて予定が狂い、サティ他で時間つぶしがてらに生活必需品の買い物など。 文脈上の都合(!)で、既に昨日付け日記で今年のマイ・ベスト映画に選んでしまっているシュレック。感想のほうが後になってしまっているけれど…実は12/31にこれを書き込んでおります。大晦日に。こっそりと。良い天気です。 ▼映画「シュレック」 ※ネタバレ若干あり。演出・ストーリーに簡単に触れてます。 映画「シュレック」SHREK('01・米 アンドリュー・アダムソン/ヴィッキー・ジェンソン監督、アニメーション。声:マーク・マイヤーズ/エディー・マーフィ/キャメロン・ディアス/ジョン・リスゴーほか)。ワーナー・マイカル・シネマズで、日本語吹き替え版(濱田雅功/山寺宏一/藤原紀香/伊武雅刀ほか)を観る。傑作。主人公のシュレック(頑強で大きな緑色の『怪物』。森の中の沼に住む。孤独であろうとしている)・フィオナ姫・ロバのドンキーなどなどのキャラもそれぞれに素晴らしいし、他のおとぎ話の登場人物がざくざく出てくるのには笑った。明らかにディズニーの風刺も。そう、この「シュレック」自体がおとぎ話でありながら―呪いのかかった姫を助ける物語―、「おとぎ話」の風刺・パロディ、批判的観点からの洗い直しにもなっている。 「おとぎ話」では塔に幽閉された姫を助けるのは白馬に乗った美丈夫の王子様に決まっている。それをこの「シュレック」ではまず突き崩す。外見や思いこみに囚われずありのままを受け入れること、友と許しあい心を開くこと(また、そうできる友を得られる幸せ)、本当の魂の美しさとは何か…といった様々なことを、くすぐりを入れた(笑)楽しい話であるがおとぎ話らしく言外のところで諭しているようにも思った。決してmoralisticではないけれどもモラルがあり温かくて自由ですがすがしい。面白かった。 吹き替え版だったので小さな子供さんや小・中学生たちもたくさん観ていたがみな楽しそうで終わってからわくわくと感想など語り合ったりしている様子がかわいらしい。子供にはドンキーが人気だったよう、エディ・マーフィ仕込みのマシンガントークが炸裂、ひとつひとつの動作が愛らしくもあってさもありなん。子供の遊びや仕草に通じるちょっと下品で残酷なところもある、家族で楽しめる良質の映画であるように思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2001年12月31日 11時12分48秒
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