審査員
昨日滋賀県の、とあるホールで行われたピアノコンクールに、審査員として行ってきました審査員として人を選ぶことは非常に大変なことですが、ある意味それよりも気がかりなことがありましたその「気がかりな事」とは・・・。それは出演者ひとりひとりにアドバイスを書くというものですピアノだったら何時間でも弾いていられるのですが、ペンを持つのは本当に苦手でして・・・。すぐに腕がだるくなってしまいますしかも今回のコンクールはひとりの演奏時間が短かかったので、コメントを書く時間も非常に限られていました書いていて「もう終わったの」となるときもありました小さいお子さんで補助ペダルの設置や調整などがあると、少しだけ時間が稼げて助かりましたが、大体はパッパと進んでいくので大変でした大急ぎで書いたメッセージですので、誤字脱字も気になりますが、まず読めたかどうかが気がかりです・・・。大丈夫だったでしょうかコンクールは僕も今までに何度も挑戦しましたが、どうしてもコンペティションとなると「人との勝負」という色合いが強くなってしまいますですが、勝ち負けを至上のものとしないで、「いい音楽を奏でる」事を目標にして欲しいです「ここをこんな風に弾きたい」「こんな音を出したい」という思いが、自身の演奏を向上させます終演後の講評でも話しましたが、コンクールはひとつの励みと位置づけて、「緊張を強いられる舞台でも自分なりに今出来る最高の演奏をする」ということを第一に置いて下さい人間は、いつでも思い通りに心をコントロール出来るということはありませんが、演奏と同時に、その辺りも研究してはいかがでしょうかという僕自身、この「心のコントロール」にはいつも苦心させられています・・今回出演された皆さん、本当にお疲れ様でしたこれからも頑張って、楽しんでピアノを弾いてください