『ともだち』　樋口有介

「ともだち」　樋口有介　中公文庫　７８１円 幼少より祖父から剣術を叩き込まれた神子上さやか。彼女が通う高校の女子生徒が何者かに相次いで襲われ、校内に様々な憶測が飛び交う。そしてついに、殺人事件が。被害者は校内一の美女で、さやかと同じ美術部員であった。さやかは、どこかひねくれた転校生間宮とともに、犯人探しを始める。甘くて酸っぱい十七歳の出来事の結末は･･･。（表紙カバーより） ２０１０年８月、読破。 青春ミステリーです。さやか、さやかの祖父・無風斎、さやかの後輩・水涼、そして間宮と中盤までは個性的なキャラが活躍していて面白いのですが、残り２割で慌しく真相へとストーリーが展開して、また女子高生が主人公（探偵役）でいつもと勝手が違うのか、せっかくのキャラたちが活躍していないという印象でした。 彼女らのために、ぜひ続編を書いて欲しいなぁ。 【中古】afb【古本】ともだち／樋口有介