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2020年07月25日
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「殺人都市川崎」 浦賀和宏 ハルキ文庫 640円

治安が悪く、地獄のような街で地べたを這いずって暮らしていると考えていた俺は間違っていた。出会ったら命がないと言われている、伝説の殺人鬼・奈良邦彦。本当の地獄は、あいつとの出会いから始まった。彼女を、そして両親を殺された俺は、それからも執拗に奈良に狙われ続け・・・・・・。41歳の若さで急逝した作家による、最期の挑発&最後の小説。(表紙カバーより)

2020年7月、読破。

2020年2月25日に41歳でこの世を去った著者の最後のミステリーです。著者は、第5回メフィスト賞受賞作「記憶の果て」でデビュー。この「記憶の果て」が好きで、安藤直樹を主人公とした作品がシリーズ化されると、毎回、最新作が出るのを楽しみにしていたことが思い出されます。
さて、本書ですが、ラストは驚愕の事実が控えています。個人的には、かなり強引だと思いますが、最後のミステリーも著者らしくて、良かったと思います。好きな作家さんで、これからもまだまだ新作が読めるものと思っていましたので非常に残念です。ご冥福をお祈りします。


殺人都市川崎 (ハルキ文庫) [ 浦賀和宏 ]





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最終更新日  2020年07月25日 01時02分11秒
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