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光ちゃんもうすっかり少年。

この後が、まだ有るのよ・・・

tokei4時半過ぎ

光ちゃんは大きさなんかを調べるのですぐに持っていかれた。
『じゃあ、さっき切った所を縫いましょう!チョットチクッとしますよ』と先生は言って麻酔の注射を打って縫ったようだ。
実際は何も感じないで・・ただ、ちょっとつれる感じがしただけだった。

この間・・パパはと言うと・・光ちゃんの処理を見に行っていたようだ。

光ちゃんはまたママの所に戻ってきた。回りも終わってホッとした雰囲気が漂っていた。

先生が看護婦と談笑している。
『ん?』ママは自分の股の間から見ると、なんと!2人でママのあそこを見ながら何やら笑って話している。
なんとなく、自分の縫った後を『我ながら上手く縫えたな!』って自画自賛しているような感じだった。そんなはず無いだろうけれど、そんな感じがした。
『あのさあーー。それって、失礼なんじゃないのおお?』

しかし!その時、すごいものを発見した。
『うわあーー!これ何?』ママは自分の膝の内側のあざに気がついた。
一瞬、分からなかった。

が!それは・・力む時に持つ所が無いので、自分の両膝を持っていた訳なんだけど・・その時に付いたあざだった!くっきり10本の指の後が付いていた。

『これって・・私の指の後・・・』我ながらビックリした。
そして!デジタルカメラの写真を見てもっと驚いた。
『何これ?』ママは始めはなんで自分がこうも赤いのか分からなかった。
まあ、にっこり微笑んでいるママは・・実は、顔中の毛細血管が浮き出て、目の白目から、胸の上まで・・毛細血管がぶちきれて居て、充血していた。

『なんか・・すざまじい姿だな・・・』ママは出産の本なんかで出てくる”出産後の綺麗なママ”の写真とはかけ離れた姿だった。

まさに!これが自然分娩だ!!!

『これから1時間、回復室で様子を見ましょう!』と言われた。
ママの隣で、すやすやと寝ている光ちゃんを見て涙ぐみながら・・
ママはやっとパパが買って来てくれた、リンゴのパンを食べる事が出来た。
『美味しいいい!!生きていて良かった~♪』

こうして、光ちゃんは世の中に出てきたわけです。






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