2008/02/12(火)10:34
ゆき
新古今和歌集の俊成の歌に
またや見む 交野のみ野の さくらがり
花の雪散る 春のあけぼの
(大意)
また見たいものだ…交野の花見で、花が雪の様に散る春の曙の景色を
というのがありましたね
ここに来て
風に吹雪いてくるような雪の中を車で走ることが多い
大阪にいた頃
ある中学校に行っていたとき以来の雪…ゆき
暗黒の闇の中で
舞い踊るようなゆきたちに
過去に心が遡る
まるで桜の花が
乱舞しているかのように
私を取り囲む
それで
この歌を思い出したの
決して桜の花が
散るさまではないけれど
桜の花びらが
散るときのような
寂しいゆきの歌が
私の心に凍(し)みていく
また
今日も
ゆきになるんだね