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2011/05/17(火)17:10

うるわしき五月

植物(161)

 大地震にもめげず、芽吹き新緑に覆われた。 こんな情景は杜甫の律詩「春望」のようだ。國破山河在  (国破れて山河在り) 城春草木深  (城春にして草木深し)哲学の階段は上部が30cmほど沈下してしまい、勾配が緩やかになった。 100mの登攀を日課とし階段を23往復していたが、計算しなおさなければならない。階段にかかっているのはヤマザクラ。そのうちサクラのトンネルができるはず。 右側の青々している木は、荒地ならどこにでも生えているしょうもないヤマナラシ。 先駆植物で寿命も短いそうだ。山から拾って植えたら、瞬く間に大きくなった。 葉が硬く、風が吹くとぱらぱらと音がし、それからヤマナラシと名づけられたという。 つまらない木と思いきや、新緑はなかなか良い。晴れていれば、今の季節が一番好きだ。 大地震が3月でまだ良かった。もし11月なら2ヵ月経っても絶望から這い出せずにいるだろう。

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