2011/05/17(火)17:10
うるわしき五月
大地震にもめげず、芽吹き新緑に覆われた。
こんな情景は杜甫の律詩「春望」のようだ。國破山河在 (国破れて山河在り)
城春草木深 (城春にして草木深し)哲学の階段は上部が30cmほど沈下してしまい、勾配が緩やかになった。
100mの登攀を日課とし階段を23往復していたが、計算しなおさなければならない。階段にかかっているのはヤマザクラ。そのうちサクラのトンネルができるはず。
右側の青々している木は、荒地ならどこにでも生えているしょうもないヤマナラシ。
先駆植物で寿命も短いそうだ。山から拾って植えたら、瞬く間に大きくなった。
葉が硬く、風が吹くとぱらぱらと音がし、それからヤマナラシと名づけられたという。
つまらない木と思いきや、新緑はなかなか良い。晴れていれば、今の季節が一番好きだ。
大地震が3月でまだ良かった。もし11月なら2ヵ月経っても絶望から這い出せずにいるだろう。