小机歯科医院　研修会備忘録

２０１０年１月１０日（日）
テーマ　咀嚼と咬合
講師　　元　明海大学　助教授　丹○○○
場所　　日本歯科工業社

本年最初のＷＤＳＣ主催の研修会。９時前に江田バス停から中島先生に拾っても
らって、御徒町の日本歯科工業社の研修室へ。初めて行くところなので、なんだ
か場所が良く分からなかったがギリギリ到着。

今日の講師は放射線の教授だったそうだが、なぜか咬合のお話。

うーーー。話が古くて、又、短調で、初っ端から睡魔が襲う。

話の要旨は、側方運動は歯を壊す。オーストラリアの原人のアボジリニに歯の破
折はないから、日本人の歯の咬合面も平らにしてしまったほうが良い。

実際、見せてもらった模型も咬合面真っ平ら。顎関節症もこれで治療するそうだ。

でも、確かに、側方運動の歯への憎悪因子は減るが、これじゃ飯が食えないだろ
う。更に顎関節症にこれをしてしまうと、チョッパーでご飯が食べられなくなる
だろうから、悪化させてしまう可能性が大だと思った。

顎関節症は殆どが、筋肉の問題だと思っているが、この先生は、咬合と言いきる。
放置しておいても治るものを、この先生は、自費で１６本の歯を被せて、平らな
咬合面にしてしまうそうだ。それもパラで。咬合調整が難しいと言うが、本当に
真っ平らにしたければ、ゴールドでないと出来ないはず。　この先生は達人でそ
れができるのかもしれないが、我々は絶対にまねしてはいけないと思った。

これをやったら、訴訟頻発。間違いなし。この先生は研究会みたいな事をやって
いるそうで、若い先生は、これを真にうけたら大変！！。

聞いているうちに腹が立ってきたが、４時に終了。

５時半からは、ＷＤＳＣの新年会を上野の東天紅で開催。全て着席の本格的な中
華。矯正組も合流して４０人程度で開催されました。その中に今日の講師の先生
が前に勤めていた病院の後釜の先制がいらっしゃりました。その先生曰く、まっ
平らな咬合面で、飯が食えないから元に戻してくれと言う方がいらっしゃるそう
で、「やっぱり」と思いました。又、今日の話について、会員の皆の意見を聞く
と、私と同意見で、なんだあのオヤジ、誰が呼んできたんだって話で盛り上がり
ました。

二次会は、上野の焼鳥屋。だいぶお年を召された鳥の様で、咬みきれないでした。
でも、なんだか、私の前に、昔の娘さん達が沢山座られて、盛り上がりました。

三次会は、どこかの韓国料理店で、冷麺とマッコリを飲む。飲み終わった頃には
意識不明。何とか、東京駅に出て、京葉線とやらに乗って、潮見とやらの駅で降
りてアパホテルへ。　　去年開業なので、新しい。　到着早々、結構酔っ払って
いたが、大浴場へ。アパはこれが有るからいい。　温泉じゃないんだけど、温泉
気分。　　２５時には就寝。