今日はプラハから50kmの所に第2次世界大戦時のナチスの強制収容所があった、テレジーンを訪問です。
朝から空はどんより曇り、小雨模様で、ツアーメンバーのトムが、
[悲しい歴史を持つ場所に行くのに、まさに演出効果を添えるような天気だ」とぼっそりとつぶやいた。
この収容所には150,000人以上のユダヤ人が送られ、病死も含めて33,000人が亡くなりました。
![120802_155651copy.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/07104f93e50774820e9e77a4506d06754f3b4333.88.2.9.2.jpeg)
着いたころは雨は止み、施設内の博物館で短い映画で当時の様子を見たり、展示品を見学。
当時のまま残されているシャワールーム、狭い共同寝室などの施設を診て回る。
![120802_133417copy.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/123861e94532c48c35a1d25d37c8ffe98e407cd1.88.2.9.2.jpeg)
![120802_132851copy.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/35c2f00d7f09be5d1fe38aed6713c887390e92b4.88.2.9.2.jpeg)
厚い土壁で出来た薄暗い独房、ここで人々は処罰を受けて時を過ごしたのだ。
いったいどのような気持ちになるのだろうと、試しに入ってみることにした。
1分もたたないうちに気分がおかしくなりそうになり急いで出ました。
![120802_133223copy.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/7a7d796d7bc483e9564d49066ddcd8ba68948112.88.2.9.2.jpeg)
施設の見学も一通り終わって帰りのバスを待っている時に、ジューイッシュのアニタが、
実はこのような信じられないような話があるのだけれどもと話始めた。
今はニューヨークに住む90歳になる彼女の叔母が終戦間際までナチスの目を逃れるため、チェコ中を逃げ隠れしていたそうです。
ある日農家の納屋に泊まらせてもらっていた時の話。
夜中に納屋のドアーを開ける音に、ついにナチスの捜索隊がやって来て、もう駄目だと諦めていたら、
なんと、それは5年前に別れ別れになってしまい、やはり逃げ回って隠れ場所を探してこの農家の納屋にたどり着いた恋人だったそうです。
しばらくして終戦になり、二人は結婚したというまるでドラマのような話をきいて、全員感動を受けました。