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長く人間をやっていると、いろいろと不思議な巡りあわせと言える事象に遭遇する。人生は糾(あざな)える縄の如し、言うなれば出会いや人生の選択全てが奇跡の連続なのだが、その中でもおやまあという出来事はある。最近では標題の「97歩」がそれである。
大学の後輩で、同窓会地域支部の会計を務めてくれている税理士のOさん、吉祥寺にあったM事務所では事あるごとに集まり、印刷等諸事に利用させてもらっていた。私の顧問先の会社の税理士業務も引き受けてもらったりしている。 そのM事務所が移転することになり、先週から新事務所になったのだが、その所在地が我がマンションと2軒隣でドアtoドアでわずか97歩だった。先日訪問した際に帰途測ってみたのだ。こんなことってあるものなのか、益々ご縁を感じる。 他の幹事諸氏にとっては多分従来より遠くなったのだろうが、私はもう自分の家のようなものである。先日もシールや切手を持参して、印刷してもらった資料を封入し、切手を貼って投函したのだが、家を出てから帰宅まで、わずか30分で済んだのだった。交通費もかからないし、最高である。 個人的に歓迎会をしようと持ち掛けたのだが、所得税の改正等により、税務業務は既に多忙な期間に突入しているという。オーナーでもあるOさんには休みはないも同然らしい。23日に訪問した時も、祝日にも拘わらず朝から一人で作業をこなしていたとのこと。従業員は休ませても経営者は大変である。 振り返ってみれば、私だって銀行時代や出向先で、深夜に及ぶ勤務が連続したことだってかなりあった。だが経営責任はなかった分、気楽だったと言えるかもしれない。そして今は通勤もノルマもない毎日を送れている。Oさんには申し訳なく、頭が上がらない。 心中はバタバタと慌ただしく、進まない物事にイラつく毎日だが、贅沢を言っていては現役世代に申し訳ないかもしれない。さあもうひと頑張りしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 25, 2020 10:13:29 PM
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