TSUREDURE

2024/05/04(土)23:51

日高屋

6時台にジムへ。1時間で6km歩き、ストレッチ後に出たのが8時半。カフェドクリエでモーニングを、とも考えたのだが、私が自信を持って「ここは休日のオープンは8時半だ」と主張。連添いと賭けたのだが実は8時からだったので私の負け。それで寄れずに直帰した。  昼食はガーリック味の鶏もも肉と野菜を炒めた。おいしいとは言ってもらえたものの量は多かったようで、私が残りを平らげる羽目になってしまった。このケースは結構多いのだが、それでも体重微減中の私は模範囚である。  そんな訳で連添いは、夕食はリンゴでいいというが、私は基礎代謝が高いからかそれでは済ませられない。それで連添いがZOOMでミーティング中に1人で出かけることにした。こういう、私が単独で食事に出かけられる機会は滅多にない。大事にせねば、と熟考の後に、​日高屋​に行ってみることにした。  私達は、幸楽苑は何度も利用しているが、日高屋には殆ど入ったことがない。前回は何年か前だったが、大衆中華の分際で焼きそばがメニューになかった。今回は、メニューによれば固い焼きそばはある。ただ昨晩がそれだったので今回は断念。  結局伝統的に、中華そばと半炒飯、それにギョーザ3つのセットにした。これで810円、ハワイでラーメンが1杯17ドルだったことを思い出して感慨に耽ったのであった。日本は素晴らしい。  夕食時だからということもあるかもしれないが、席は結構混みあっていて、日本語以外の言語も聞かれる。若い人が一人で、が多い。私は食事だけなのだが、隣の席に後から来て座った、年のころは40代後半と思しきおじさん、餃子を3個頼んだだけでそれを肴に瓶ビールの手酌を始めた。  このおじさんが2本目を注文したのには驚いた。私は、酒類は他人とのコミュニケーション発揚の手段としてしか扱えない趣味の浅い人間だが、この人にとっては今は、誰にも邪魔されず、家族に妨げられることもなく至福の境地なのかもしれない。こういう生活もあるのだなあって感慨深い。  男は家の敷居を跨げば敵ばかり。それなのに彼の家には居場所がなくて、男の孤独を癒せないのだろう。横で食べつつ私は、そんな風に想像の翼を羽ばたかせてしまった。この世間には、実にいろんな方々が、いろいろな境遇の下に生きているのだ。  森繁久彌のテレビドラマ、「​七人の孫​」のテーマソング「​人生讃歌​」を口ずさみつつ帰途に就いた。 「あの屋根の下、あの窓の部屋、いろんな人が生きている。」「喜びに悲しみに、今日もみんな生きている。」「だけどだけどこれだけは言える。人生とはいいものだ、いいものだ。」

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