けっこう古い漫画ですが今読んでもなかなかに面白いです。
ツレちゃんのゆううつ
三島たけし
ツレちゃんのゆううつ 全13巻 集英社ヤングジャンプ・コミックス
三島たけし
一巻の第一版が1990年ですから四半世紀近く昔の本です。
内容は日常系のほのぼの漫画なんですが個人的にセンスを感じる作風でした。
主人公は表紙絵の少年・夢野ツレオ(小学一年生)です。
母親と二人暮らしで、母ちゃんは超美人でスタイルが良くてモデルみたいな見た目で子供みたいで面白おかしい人です。
表紙絵を見ればわかるかと思いますが全体的に可愛い絵柄で当時のヤングジャンプの連載漫画の中でも異彩を放っていたような記憶が...。
ツレちゃん自身の見た目も可愛く、素のままでも女の子に間違えられたり、女装して異常に可愛くなったりとなかなか将来有望な少年です。
朝起きて花に話しかけたり、ファンシーで不思議な夢を見たりしてますが、幼少にしてけっこうな苦労人ですから子供とは思えないぐらいにしっかりしてて、可愛い見た目と素直で優しい性格で女子にもモテる。
作中ではけっこうな不思議体験も経験してますが、絵柄と作風のおかげで絵本のような楽しみ方ができる漫画なのか?とも思います。
誰が読んでも全然害のない内容で、基本的にはツレちゃんの過ごす日常が描かれてるだけなんですが、なんともいえないアジのある漫画です。