はるき悦巳の漫画って独特で昔から好きです。
力道山がやって来た
はるき悦巳短編全集
力道山がやって来た はるき悦巳短編全集 小学館
表紙絵を見てまず最初に思ったことは「じゃりン子チエのマサルとタカシ?」いや「ガチャバイの咲とその他か?」ってことでした。
同じ作者が書く漫画に登場するキャラが全部似通ってるってのはよくあることですよね~。
前述したように私は はるき悦巳作品 が好きで単行本化されてるのはたぶん全部読んでます。
ですから今までに何度か作者の作品のことを書いてます。
じゃりン子チエ
劇場版じゃりン子チエ
じゃりン子チエ どらン猫小鉄
日の出食堂の青春
こんな感じで。
まだまだ書くことはイッパイありますがとりあえず今回は短編全種のことでも。
といっても、いつものように内容にはほとんどふれずに終わるとは思いますけど。
タイトルにもなってる「力道山がやって来た」は、ま~いつもの はるき悦巳 の世界観そのままの作品で、作者の漫画が好きなら面白く読めるであろう内容でした。
今回は「伝説」「翔と影絵」「待つ戦士たち」という明らかに画風から古い作品だとわかる短編が収録されてて、じゃりん子チエ的な面白さだけを求めているのなら違和感を、とりあえず作者の漫画なら何でも読んでみたいって感じなら面白さを感じられるのかなと。
結婚詐欺師にオペラ歌手に猫使い芸人に漫画家に飛行機に.....いつもながら独特な世界観を醸してる作品ばかりで、短編集といってもそれなりの満足感を得ることができました。
どの作品がどうだったとかって細かい感想はひかえますが、作者の漫画が好きなら読んで損はなかろうかと思います。
有名すぎる じゃりン子チエ は飼い猫の小鉄を主人公にした物語 どらン猫小鉄 が何冊か出版されてて、それはそれで面白くて大好きなんですが、それよりもなによりも成長したチエちゃんの物語が読んでみたい!って思ってるファンは私だけではないと思うんですよね...。
美人な母親・ヨシ江さんに似たチエちゃんが成長したら確実に可愛くなるのは簡単に予想できますが、あの性格であの環境でどんな風な物語が展開されるのか?とかって妄想するだけでもとても楽しかったりします。