タイトルとか表紙とか読む前から内容に対する期待値が高かったんですけど、期待通りの面白さに一気に読んでしまいました。
異世界食堂
犬塚惇兵
異世界食堂 1~2巻 ヒーロー文庫
犬塚惇平
以前から気になってたんですよねこのラノベ。
食欲魔人の私にはタイトルが魅力的すぎました。
表紙絵も良いし、あらすじを読んでも面白そう!
ってことで貯まってたTポイントで購入してみました。
異世界食堂ってありますけど、その食堂のある世界は現実世界で異世界ではありません。
その現実世界の食堂「洋食のねこや」に訪れる客が異世界の住人で、ファンタジー全開な種族や職業がてんこ盛りです。で、その異世界の住人から見たら現実世界の食堂は異世界に存在する食堂ってことで「異世界食堂」ってことになってます。
ドワーフやらエルフやらリザードマンやらドラゴンやらサムライやら騎士やらが「洋食のねこや」で美味しく食事するんですけど、ファンタンジーの世界からしたら日本の洋食は王侯貴族でも滅多に口にできないような超絶美味で、それが良心的価格で食せるってことで大人気。
店を訪れるには条件があるんですけど、それもまた王道な展開です。
一話あたりが短く、一冊に20話収録されてます。
個人的には読み応えのある長編が好きなんですが この本は面白い! です。
ついでに読んでると胃袋を刺激されて腹が減ります(笑)
登場人物と同じものが無性に食べたくなります。
収録されてるのは
1巻
メンチカツ
テリヤキ
エビフライ
トーフステーキ
ビーフシチュー
ミートソース
オムライス
チョコレートパフェ
クリームコロッケ
お好み焼き
パウンドケーキ
ビフテキ
サンドイッチ
ホットケーキ
ポークジンジャー
カレーライス
プリンアラモード
ハンバーガー
コーヒーフロート
モーニング
豚の角煮
2巻
チャーハン
シーフードフライ
チーズケーキ
納豆スパ
カルビ丼
クッキーアソート
ハムカツ
とん汁
ピザ
ローストチキン
クレープ
タンメン
オードブル
クリームソーダ
カルパッチョ
ホットドッグ
スイートポテトタルト
キノコスパ
シーフードピラフ
カツ丼
じゃがバター
和洋折衷でなんでもあり。
そのどれもが異世界の住人には驚異の美味しさ。
菜食主義のエルフにもしっかり対応するあたりが素適です。
大食いのハーフリングって種族が登場するんですけど、ファンタジーの世界では小人族ってかなりの種類がいますよね。パッと思いつくだけでもハーフリング・グラスランナー・フェアリー・ホビット・レプラコーン・ドワーフ・ノーム......
日本だと有名なのは一寸法師や少彦名でしょうか。
でも一寸法師のモデルは少彦名といわれているので同一人物といえなくもない。
(違うという説もあり)
そのあたりのことを調べるのは面白いんですけど、どんどん本の話から離れていくので今回は割愛します。面白いんですけどね。
1巻2巻両方の表紙に登場している魔族の娘・アレッタが作中でけっこういいアジだしてます。
二冊一気に読み終えて、とりあえずもう一周読んでしまいました。
1巻の発売が平成27年3月で2巻が平成27年8月ですから、そんなに待たずに3巻が読めそうな気がします。そして発売したらすぐさま買って読むんだろうな思います。