毒書感想『ブッシュ妄言録 ~ブッシュとおかしな仲間たち~』
『ブッシュ妄言録 ~ブッシュとおかしな仲間たち~』 著 : 村井理子 (二見書房) 日本の首相が『宇宙人』だとか、(近い時期にたった)オバマ大統領に比べて指導力・カリスマがないだとか ”事実とはいえ”酷い言われようなので、アメリカはどうなのよ? と興味本位で手に取ったもの。 英文 + 和訳 + 一言コメント で構成されるシンプルな一冊。 英語を学ぼうとする人には絶対に勧めてはいけない本。 訳せない。 なにせ、かのブッシュ前大統領の迷言を集めただけに、英文の方から理解しようとすると わけが分からない。 意味通らないんですもの・・・。 和訳部分を見て笑ってあげるのが正しい読み方の模様。幾つか例を・・・。(エルサレムの大学で起きた爆弾テロに米国人が巻き込まれたことについて聞かれて)I just,I cannot speak strongly enough about how we must collectively get after those who kill in the name of some kind of false religion.インチキ宗教の名にかけて殺人を犯す者をどう捕らえるべきか、どんなに言葉を強くしても表現しきれない。(8歳の子供に貿易センタービルに一機目の飛行機が突入した映像を最初に見たときの感想を聞かれて)There's one terrible pilot.下手なパイロットがいたもんだ。(パパブッシュがアウシュビッツを視察して)Boy,they werebigon crematoriums,weren't they?なんてこった、彼ら火葬が大好きだったんだな・・・。 はっきりいえるのは超大国とはいえ有権者に『選挙時の客観的で正しい情報』は与えられていないし、『成熟した民主主義』を達成できているとはこの本からは絶対に思えないって事。 こんなのがトップになれて、重要な政治決断をしていたら それは国も傾くでしょう・・・。 ジョークとしては上出来な気もしますけど。 読後に妙な納得と 絶望感が味わえます orz