2006/09/04(月)21:54
「車窓から」 シエムリアップ 晴れ
昨日から、シエムリアップに来ていて、久しぶりに1泊した。
朝、そのまま帰るのも惜しいので、天気も良いし久しぶりにアンコールワットでも見に行こうと車を走らせる。
シバター通りを市街から、6号線を横切り、しばらくまっすぐ進むと、左手にモニュメントがそびえるちょっとした公園が目に入った。
プノンペンの独立記念塔にそっくりな碑というか、建造物。
大きさは、ぜんぜん小さいが、5~6メートルはありそう。
まだ、見た感じ真新しそうな公園で、どうやら最近できたようだが、本当のところ何の建造物かはわからないまま、通り過ぎた。
アンコールワット遺跡群に入るには、入場券を買わなければいけないのだが、車で道を通り抜けるだけならば、チケットを買わずにそのまま中に入れる。
料金所を通過して、アンコールワットの南側のお堀に到着そのまま、お堀の周りを回って正面へ、っと思ったら一方通行の看板が、表示され、車は、左折するように道路標識が出ている。
その先に有料駐車場の看板。
車窓からアンコールワットの塔が見えればいいやと思い、そのまま、進路をアンコールワットと浜逆の西の方向へ。
その先で道は右に曲がっていて、北に進路をとる。
また、暫くすると、道は、右に曲がっていて、アンコールワットの東のお堀に出た。
が、そこからは、塔が見えない。
最初の入り口からも塔は見えない。
最初のところが一方通行だったから、こっちからは、入れるのかなと思いきや、こちらにも一方通行の看板。
どうやら、塔の見える正面には車では入れないようになってるようだ。
ついに、アンコールワットは、ただでは、見せてもらえなくなってしまった。
しかし裏側からならばと、そのまま道なりに、小回りコースをたどる。
アンコール・トムの南門にさしかかる。
さすがにこれは、隠せないようで、そのまま通行が許されている。
が、門にその当時(アンコール王朝時代12~13世紀)そうであったように、木の扉がつけられていた。
夜になると、閉まってしまうのだろうか。
アンコール・トムの中心へ向かうとそこにそびえるのは、複雑な立体建築の「バイヨン」。
石造建築の各塔柱の各四面に彫られた観音菩薩が有名。
第一回廊の外壁部分は屋根の部分がほとんど崩壊してしまっているが、その壁に刻まれた彫刻は、当時の生活様式を知る手がかりになるような具体的なものが多く、見ていて楽しい。
しかし、今回は、車窓からのみ。
建物の周りには、管理組合から派遣されている人たちが、アンコール遺跡群入場チケットを拝見するため、あちらこちらを張り付いてる。
そしてそのまま、王宮前を通り、右に折れ、東に向かい、「アンコールトム」を出て、「タ・プロム」を、横目に、スラスランで右折し、元へ戻ろうとする。
アンコールワットの裏まで行けば塔か何か見えるだろう。
ということで、アンコールワット東のお堀に到着。
手前にある背の高い木が邪魔をして、こちらからも塔は、見れない。
近くに行こうとすると、ここにもチケット検札の係員がいて、中に入れてもらえない。
結局、ここもそういうことなのだ。
しぶしぶ、元来た道を戻り、新しくできたバイパスを、シエムリアップ市街地へ。
車で少し走ると、右手の森の奥のほうに、アンコールワットの五本の塔のさきっちょだけがやっとこ、見えていた。
プノンペンへの帰り道。
大きな蓮の池を見つけた。
ここカンボジアも朝しか咲いていない。
ピンクの色をカンボジア語では、「ポア。プカー。チューク」(蓮の花の色)という。
満開に咲き誇る蓮の花を両側に見つつ、プノンペンに帰りました。