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テーマ:今日のカンボジアって?(524)
カテゴリ:カンボジア農業
昨年2月に行われた農業際以来実に1年ぶりにバッタンバンを訪れました。
朝7時にプノンペンを出て、10時半ごろにプルサットの道の駅に立ち寄りました。 入り口には、日本の高速道路にあるようなサインボードが…。 そうこの道の駅は日本の援助によって建てられ、つい先日完成し開店したばかり。 ちょっとした売店とレストラン、地元工芸品を売るおみやげ物屋のような店が入店して営業をしていました。 これらの業者は、プルサット商業局より5年の営業権を入札により獲得して営業しているとのこと。 夜は、お客さんがはける遅くまで営業していて、ほぼ24時間開いていると従業員の女性は言っておりました。 私が立ち寄った際は、誰もお客さんがいなく閑散としていたのですが、プルサットの町からは少し離れているのだけれど、時間帯によっては流行っているのだということでした。 機会があったら流行っている時間帯にも訪れてみたいと思います。 そこからは休憩無しのノンストップでバッタンバン大学へ向かいました。 バッタンバン大学到着は12時、バッタンバン大学学長先生とのアポイントは1時なので、大学のすぐ近くの「PHO(ベトナム式うどん)」の店で昼食。 地元の人向けの少々甘いスープでしたが、美味しい麺でした。 さていざバッタンバン大学へ出向くと入り口には、ジャヤバルマン7世の大きな坐像が出迎えてくれました。 警備員の方に案内されるまま上階へ。 この大学は、昨年の2010年に開港したばかりとあって全てがとても綺麗。 4階の会議室から裏を眺めると、研究室などがある建物が見下ろせる。 学長先生から直接大学についてのブリーフィングをして頂き、今後の展望をお伺いした。 学長先生は、香川大学農学部で食品加工についての博士号を取得しており、交換留学制度や、ビデオカンファレンスなどを通じて日本の大学とも交流を続けているとのことでした。 その後、各研究室を案内して頂いたのだが、一番驚いたのが、ランとバナナの種苗実験でした。 それぞれ20種類(バナナ)と60種類(ラン)の種苗を交配させて新しい苗の実験をしているのだそうで、大学から15キロはなれたところには200ヘクタールの農場試験場もあるとのことでした。 プノンペンの農業大学は、都市部ということもあって土地が少なくご苦労されているようだけれど、ここは広大な土地があり、カンボジア一の穀倉地帯を誇るバッタンバンの大学ならではだと思う。 総合大学だそうだけれど、学長先生自身も農学博士だけあって農学部に一番力を入れているように思われた。 研究室にも一通りの実験に必要な設備は整っており、恵まれた環境のなかで学びそこから多くの新たな技術者を育むことでしょう。 ここでもまた未来のカンボジアが明るいと感じる瞬間でした。 帰り道ふと5号線の西側を見ると、大きな送電線用の鉄塔が立っていました。 コッコンの発電所から来ているのだそうで、まだ繋がっていないけれど最終的にはバッタンバンまで届くのだそうだ。 いろいろな国の援助を受けながらも、ちゃくちゃくと発展していくカンボジアのスピードは、若者の成長同期していてかなり速い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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