2011/06/04(土)09:33
「カンボジア胡椒 ドイツに向けて」 プノンペン 曇り
コンポンチャムのコショウの出荷準備がいよいよ完了。
弊社からドライポートまでトラックで運び出し、そこでコンテナに詰め替えて、プノンペンポートより6月5日発のコンテナ船に積み込まれホーチミン経由で中東、スエズ運河をわたり、ヨーロッパ各地を巡り、7月12日に最終目的地ドイツ・ハンブルグに到着します。
今回の出荷でいろいろと学びました。
集荷体制の不整備、食品の管理のできる倉庫の不備、そして食品専用コンテナを見つけることなど。
食品専用コンテナ使用の件では、本当にずさんだということが判明。
弊社のコショウが積み込まれる予定のコンテナを下見に行くと、最初のものはシンナー臭かったり、次のものはゴム臭かったり、セメントが入ってたらしく石灰臭いものなどなど、しかもプノンペンポートのコンテナを管理している人に「食品専用コンテナはないのか?」聞くと、「今日も同じコンテナに直接コメを積み込んで問題なく出荷された。お前たちはなぜそんなにとやかく文句ばかり言うのか?」と逆切れされてしまい、話にならない。
仕方がなく私自身で、海外から食品を輸入している企業にコンタクトし、その空になったコンテナを輸出ように使わせてもらえるようあたることにした。
そしてようやく予約できた空コンテナ。
食品輸出するにあたりとても基本的なことであるこんなことが意識されていない。
ドライポートからの帰り、昨年完成した立派な首相官邸を前に、今後増えるであろう食品輸出に対しての人材育成をもっとしてもらわなければと思う。