昨年合併した古河市は、約300億という合併特例債を手にしましたが、当初は慎重に使う方向だと言っていたのに、結局、大盤振る舞いすることになったようです。先日、地元のケーブルテレビRCCで中継した、市議会中継を見ての感想です。西口再開発に30億、散策道の整備に15億など、特例債の使い道が知らないうちに詳細に決まっていました。
現在、新市建設計画の素案が示され、市民の意見の公募(パブリックコメント)を経て、委員会での討議後、最終決定される手続きが進行中のはずです。それなのに、計画よりも実施するものを先に決めてあるのは、地図をもたないで出発するようで、なんとも奇妙に感じられるのは私だけでしょうか。もし、そういうことするなら、市民に意見を聞くことの意義というものはどこにあるというのでしょうかね。
考えなしにやれば、特例債を古河地区にそんなに使うなら、総和地区にもくれ、三和地区にも足りない、商業を手厚く保護するなら、農業にも十分予算をつけてくれ、観光の整備にも金をまわせ、そんな議論になり、お金はいくらあっても足りませんよね。もっと心をひとつにして、新市をどう発展させていったらよいのかということを本気で考え、戦略的に議論したほうがよいのではないかと思いました。
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