古河市がんばれブログ

2007/02/15(木)00:12

ビジネスマンの発想で

古河市の発展(130)

ハンドルネームkoga_siさんが、ブログで「新市建設計画の人口推計-人口は減るとする古河市は駄目な市なのか」と題して、お隣の坂東市を槍玉にあげながら、古河市は「無理な」人口増加計画を立てなかったことを賞賛する記事を書いておられます。 現実的な観点から考えて、あまり高望みをしないという姿勢でしょう。堅実に考えることはとても大切な徳だと思います。しかしながら、日本のしくみが構造改革され、国からの補助が削減され、自治体が自立するよう促す「三位一体改革」の影響を受け、国のありようが変化していくと、これまでのやりかたは通用しなくなることは、考えておいたほうがいいのではないでしょうか? 時代がどう流れ、何を求められるようになるか、ゼロから考え直す作業を今行わなければ、現状でも衰退している流れを加速させることはあれ、留めるのはむずかしい。まして発展させることなど夢のまた夢、はっきり言って不可能ではないでしょうか。 国で推計した数値に基づいているのだから、間違いはないという考える向きもあるでしょうが、この推計値の意味は「このままでいけば、いずれそうなるだろう」といういうものであって、しかるべきことをやっていけば、それを覆すことは十分可能だと思います。国としては「なにくそ」と思って各地が努力することを期待したい部分もありましょう。また逆に、地元が熱意をもって取り組まなければ、推計値も達成できないことは十分にありえます。私の経験では願いや目標は8がけしか叶わないことがほとんどですから…。 だいたい、何十人もの「プロ中のプロ」が毎年行っている、プロ野球の順位予想であってもどれくらいの確率で的中しているというのでしょう? 信じすぎ、とらわれすぎは禁物だと思いませんか? 最悪を想定しつつ、そうならないようにシナリオを書くこと、難しいかもしれませんが絶対しなければならない、と私は思います。 人口問題は「一種のかけ」などではありません。自治体の命運を分ける死活問題なのです。人口が減れば歳入が減ります。役所はあといくら、節約できますか? 現状、使わない電気を消したり、すごく努力しているのに…。役所をやめざるをえなくなった人はどこへ行けばいいのですか? 人が減り、生産が落ち、消費が減り、商業もふるわなくなれば、公園、博物館、体育施設の維持管理ができなくなり、ぐるりん号などの福祉サービスも切り捨てざるをえません。そんな活力の低下した未来を見たくないなら、まず、知恵を出し合うことが必要ではないでしょうか。 サラリーマンの発想ではなく、ビジネスマンの発想でお願いしたいものです。与えられたお金をいかに無駄なく上手に使うかということに頭をめぐらせることは、もちろんしなくてはいけません。でも、それはやって当たり前のことです。考えてみてください。不景気といわれている中でも、創意工夫とやる気がある企業は繁栄していますが、「景気が悪い、世の中が悪いんだからしょうがない」などと言って何もしない企業は自らの言葉どおり、左前になっていってます。市内外のみんなに「すてきだな」と思わせるような計画を作れませんか? もし、それができれば、その熱意に共感・賛同して人や富が自然に集まってきます。豊かに発展する古河ができますよ! ※長文、すみません。最後までお読みいただきありがとうございました。

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