福原愛選手のおかげで、近年大きくイメージアップした卓球。その試合に使われているピンポン玉は、古河生まれだということをご存じですか? 実は、私自身も、おとといの読売新聞を見て知りました。なんということでしょう。私の生家のお隣に卓球場があり、少しだけですが卓球部に在籍したこともあり、高校までその付近を通っていたというのに!
おとといの読売新聞によりますと、古河市坂間に工場をかまえる
日本卓球株式会社という会社はすごいらしいですよ。国内シェア7割、年間生産数約700万個もあるのだそうで、Nittakuの3スター(プレミアム)ブランドは、1971年以降の世界卓球選手権で13回、夏季オリンピックで2回、公式球として採用されてきたとのことです。
ところでこのボールは製造に4か月もかかるんですって。。。まず、アルコールに浸しためんこ形のセルロイドを熱湯の中で成形して半球を作り、それを張り合わせてボール状にします。約3ヶ月間乾燥させた後、表面を研磨し、千分の1グラム単位で重量検査を行い、最後に3メートル弱のガラス板にボールを転がし、まっすぐに進むボールだけが出荷されるのだそうです。
古河市は、昔は、製糸産業やよしず製造業で栄えましたが、いずれも中国製品に押され、壊滅してしまいました。それが中国のお家芸のひとつといえる卓球のボールにおいては、まだ私たちの製品が生き残っているというのは嬉しい限りですね。