テーマ:都市計画・まちづくり(105)
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きのうは、東京・江東区にあるカフェ*ギャラリー「Lotus*Lotus」さんに行ってきました。このお店はちょっと不思議なサロンです。見た目はこじんまりとした喫茶店なのですが、アートを教えたり、気功やコンサルティングをしたり、健康食品、癒しのCD、雑貨、書籍まで扱っていたりします。テーマは「心地よさ」でしょうか。
そこで巡り合ったのが、こちらの本「ボクらの街のボクらのお金」です。どうでしょう、一般にお金は、「自分が努力で勝ち取ったものだから、人に奪われないようにしなくては」という想いがあるのではないですか? お金は失われがちで、なかなか得られない希少なものと考えてしまうと、お金のために働き、お金のために疲れてしまいます。 しかし、単なる記号ではなく、人と人をつなぎ、善意を循環させるためのお金があるということです。それは財産とは違い、貯めているほど偉いというものではありません。つまり、人にやってあげた分だけ、自分が受け取ることができるという考え方なのです。こういうシステムを取り入れることができれば、お金のために苦しい思いやかなしい思いをすることは減り、本当の労働の意味と生きがいが実感できると思います。 古河でも、商店街のお店がクーポン券つきチラシを出すなどの工夫はしています。でも、新規出店した大型店では品ぞろえも豊富でもっと安く買えると人々は思っているでしょうから難しいものです。定年を過ぎた人、リストラで失業した人、夢を追っているうちに就職を逃した人、病気などで働けない人などは、収入がないので既存の商店にはいきづらいかもしれません。そうでない人も、不景気ともなれば節約もしたくなるでしょう。 そこで、みんなが自分のできることを提供しあうことによって、不安が解消し、社会で活き活き活躍できるようになるのではないかということです。この本にはそういう明るい社会に向けたヒントが書かれています。商店街や行政担当者にとどまらず、何か欲しいものがあっても予算がないからあきらめなければならないと思っている一般の人にとってもおすすめです。高い本ではありませんし、とてもわかりやすいですよ。 「Lotus*Lotus」は、清澄白河駅から徒歩10分のところにあります。古河からですと、久喜で乗り換えると東武線の半蔵門線直通電車で行けます(意外と身近)。JRの場合は両国駅から歩いておおよそ30分(地下鉄大江戸線で駅2つ目)です。いろんな活動をしているので、必ず予約をしてから訪ねてください。私、今回たいへんステキな「ドリーム名刺」を作ってもいただきましたので、機会があったらお渡ししますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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