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テーマ:都市計画・まちづくり(106)
カテゴリ:古河市の発展
1月17日の新聞で報じられましたが、トヨタ系の大型車メーカー日野自動車が古河市内に大きな工場を建設する予定だそうです。まだ用地予約の段階で、工場の稼働は数年後になります。南北に走る四号国道バイパス、東西には建設中の新たな高速道路「圏央道」のICがほど近く、平地でまとまった広さがある物件で、価格も比較的手ごろと、たいへん価値のある工業用地であり、よいところに目をつけられたと思います。これは、もちろん、財政や雇用、経済面によい影響がある、うれしいニュースですが、受け身でいたり、「財政が助かる」とはしゃいでいるだけでいいのか、考えさせられます。今回、古河市はあまり動かず、県開発公社が企業に働きかけてくれたというのが実情ではないでしょうか。市報や議会報告書などを見る限り、市内からの動きがよく見えませんでした。もちろん私自身も、地域応援ブログをやっていながら、今一歩、踏み込んだ記事を書けなかったことに反省を込め、考えを次の3点にまとめてみました。 第一は、地方分権についてです。 与党・政府の方針として地方が良くなることが、日本が良くなることだという考え方のもと、市町村合併がなされ、県合併の検討、道州制への論議が現在進行しています。大きな要因は政府の財政が危機的な状況にあることですが、地方分権のメリットは、政府の押しつけではなく、地元の人間が自分のところに何を作り、どのようにしていくのかを自主的に決められることにあります。しかし、反面、よそのことは考えず、大きな税収があるところは適当に散財してしまっても良いという考えでいれば、ムダをなくするために地方分権にしたことの意味が半減することになるでしょう。 第二は、国民生活に関してです。 最近の不況で、大手メーカーが工場を統廃合、移転するというニュースが多く聞かれます。日野自動車のケースはそのようなことではなく、海外向けに生産を拡大するための方針なのかもしれませんが、民間企業の都合で地域住民の生活が大きく左右されるというのは、果たして望ましいことなのでしょうか? 税収が豊かな地域は富み、乏しいところは貧しくなるということは、資本主義社会においては、ある程度はやむをえないとしても、やはり、地域間のバランスは考慮され、不安や不満を抑え、みんなが安心して暮らせるようにしてこそ、国民は安心して前を向き、繁栄のために努力するのではないかという思いがします。 第三は、古河としてどうするかです。 上記二点をふまえ、ぶじに工場が稼働したと仮定して、得られる税収をどのように有効活用していくかが最も大事でしょう。急には動けませんので、考えておくだけでも準備したほうがいいと思います。1000人規模の雇用が発生するとも報じられていますが、古河がどのようになれば、彼らを含めた市民の期待に応えられるのか、将来を見据えた建設的な議論がなされるようになることを期待します。 市の職員さん、議員さんがいらっしゃいましたら、ぜひ考えて頂きたい。お考えをブログや御自身の活動報告書等で発表してください。また、同僚などと幅広い論議をなさり、市民をリードしてくださいますよう、お願いします。私たちも、古河のありかたを見守り、できる限りサポートしていきたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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